MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

雑草と吸殻と

「雑草」という言葉が嫌いだ。
雑草と呼ばれるものが多いが、多分個々に名前がある。
「雑草魂」とか「雑草のように強く」とか・・・
 
雑草に失礼であるとも思う。
別に好きで地味に生えているわけでもなく、家の敷地に生えた日にはすぐ抜かれる。
 
ボクは雑草のように生きたい・・と思っていたが、最近は違ってきた。
「雑草」だって、生える場所を間違えたらアスファルトで、それを突き破るのは困難である。
そして、ある程度の日の光と水と空気がなければ育つことも出来ない。
 
雑草も「お陰」で生きている。
 
強いとか、根性があるとか打たれ強いとかいう意味で「雑草○」と使うのは乱暴だと思う。
 
見下される雑草はないし、雑草も「お陰」で生きていて、独力では生きられない。
殆どのヒトが雑草である。
ことにウツ人はすごく雑草な気がする。
目立ちたくもないし、大きくなりたくもない。
かといって、進んで枯れるのは怖いのである。
水や日光は欲しいし、たまには眺めて欲しい気もする。
 
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ボクは散歩の途中でこういった「雑草?」を眺めていることが多い。
別に花が咲いていなくても、草が鬱蒼としていると、生命力に立ち止まる。
かといって力強いかと言うとそうでもない。
何となく「怖くて群れたくないけど、一人じゃ嫌だ」という感じを受ける。
 
黙々と雑草を抜くボランティアの横で、何か言いたいのだが言えるわけがない。
積まれた雑草を一束、ぱっと野に戻したりする。
すごい嫌な奴であるとは思う。
 
性分と言うのがあり、自分の家の周りを掃除していても、雑草はなるべく土に捨てる。
そして、また、裏が雑草だらけになりブツブツいいながらニヤニヤしている。
すごい変な奴であるとは思う。
 
連休を前に北海道もようやく雪を見なくなった。
あと10日も擦ればサクラであろう。
 
雪解けと一緒に絶対に毎年見る光景がある。
 
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タバコの吸殻である。
 
雪が降っているうちはポイポイと捨てても、すぐに雪に埋もれて見えなくなる。
何より雪であるから、捨てても燃え上がる心配がない。
雪に捨てればいい・・。
そういう匿名からくる心情はきっといつまでも変わらないと思う。
 
雪がとける頃には「タバコの吸殻・ゴミの山」が顔を出す。
最近、町内の清掃に出たが、やっぱりな結果であった。
 
喫煙者のマナーとかいう問題ではないと思う。
「自分に関係のないトコなら、どうでもいい」、そんな単純な感情があるだけである。
 
ボクは喫煙者で、タバコの値上げに毎回一喜一憂している。
それでも禁煙はしないと思う。
タバコが好き。それだけである。
だから(滅多に・・小声)ポイ捨てはしない。
なんだか、タバコがかわいそうなのである。
 
良く判らない文章になっている。
 
えーと、つまり・・
ボクは散歩の途中に見る「雑草」が好きであり、
その足元にタバコの吸殻が落ちていたら、少し気分が悪い。
たまにまとめて拾って携帯外皿に入れる。
でも次の日に雑草は抜かれて、タバコが増えていたりする。
 
どうしようもない。
そういう、どうしようもない、の中でなんとなく生きていきたいだけの話である。
 
最近ライターをもらった。
ZIPPOは好きではないが、ボクの誕生年の製造であるらしい。
せめてタバコに失礼にないように、大切にしたいと思う。