MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

大根と新人指導

昨日も会社に行ってきた。
不本意であるが未だに扱いなのである・・が、色々な諸事で行かざるをえない。
 
「通院したら出社して報告する」
 
会社で作られた約束なのであるが、どうやらボクに対してだけであるようだ。
コレはウツ人にはかなりきつい。
 
『ソレはどういう薬か?』
『医師はいつ完全に治るといっているのか?』
 
 
 こっちが知りたいわ・・
 
また暫くこういった面接や諸事で呼び出しがつづく。
『治るまでゆっくり休め』と偉いヒトは言ってくれたが、どうも伝言ゲームの中に悪意があるとこういうことになる。
もう慣れたけどね・・いや・・きついです。
 
前に庶務に寄って私用を済ませたが、春からの「全くの新人」に係長クラスが言っていた。
 
 
『学校でPCをやらなかったのか?何をしてた?』
 
『そんな文書一枚に何を悩んでんの!?聞けよ!?』
 
『そのくらいオレなら5分かからんよ!?』
 
 
恥ずかしいが、まだまだこういう大人がいる限り、新人の会社不信・人間不信はなくならない。
新人さんは、おそらく複式簿記や簡単なプログラムなどできると思う。
ソレがいきなり「会社内でつくった妙なOSで、計算は電卓と手書き」である。
ボクの会社は特殊である。
特殊であるが「特殊な会社で働いているヒト」しか当然いないわけで、新人さんにはハードルが高い。
仕事内容の全体レベルは低いと思う。
しかし、ソレを低いとは思わない風潮が強い。 他を知らないし比べないからだ。
だから、心無い暴言や確信犯的な失言がまかりとおる。
 
さて、新人さんは大抵「学校で勉強して、少し遊んで、やっと就職してくる」のが通常。
仕事は「先輩が基本から教えてくれる」と期待している。 期待するのが普通である。
ところが、昨今は不況で即戦力とか・・上述の通りの「初心忘れた先輩」の存在がある。
 
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「おい君、このダイコンをすぐ入れてみろ!?」
 
下品であるが(だからシモネタに書いている)、
いきなり「通常の(慣れた社員と同じ)仕事をしろ」とはそういうことである。
 
女性に対してなら、大変な失礼でセクハラ超絶であり、
男性なら「そのくらいなら、いっちょ入れてみます」とは決していえない。
ニンジン(細いほうからね)や、ネギ(良くむいてからね)ならば、
新人でもゆっくり大人の階段は昇っていける。
先輩方は、きっとバブルなんかに入社して「ボールペン(極細)」からゆっくりはじめたと思う。
 
「おい君、このダイコンをすぐ入れてみろ!?」
 
すっかり自分がスムーズにここまできた理由とサポートを忘れて、忘れきっている。
先の新人さんの話に戻れば、係長が「慣れたOSで5分でできなければ辞めろ」という話である。
自分が始めにどうであったか忘れて、新人に高いハードルを指導する資格もないと思う。
 
そして、Y田くんのお話になる。
友人のY田君は、理系の切れ者で、ボクより全く違う「脳みそを使いまくる特殊な仕事」である。
特殊なのはそれだけじゃない。
 
彼自身が特殊であるのだ。
 
『よっしゃー!私、入れてみます』
 
ソレをどんどん繰り返すうちに彼の肛門・・(間違い)心は壊れ始め、さらなる高みを目指した。
結局、肛門科・・(間違い)そういう病になり、彼は変わったらしい。
余り会える機会がないが、彼は新人を教育するとき、やはりダイコンを突きつけていたようだ。
(無論、ボクの会社とはレベルが違うが)
 
「あのさ、このダイコンを入れられるかなぁ?」
 
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言い方が丁寧なだけで「ダイコン」はすこぶるでかい、と言うか凶器であり狂気である。
 
ソレも多分・・「まず葉っぱから大きくいってみてね?」とか、
「大丈夫、私も出来たしね・・・」と、やはり言い方が丁寧なだけで、
仕事の指示を受けた新人さんたちは、そのソフトな物腰だけに反論できないだろう。
 
『ボクに裂けろって言うんですか・・?』
 
『そんな・・お嫁にいけない・・』
 
新人はそんなことは言えないであろう。
なぜなら彼はスマートで色男なのだ。
やんわり、はんなりと「ごめんねダイコンなんだけど、できると思うんだ・・」
なーんて言われたら、『やってみます!時間下さい!』ってなるであろう。
泥がついてますとか、虫が付いてますとか、まして洗ったんですか・・なんて聞けない。
 
Y田君は、そのダイコンを見事入れてきたら「次の仕事」を用意しているらしい。
 
昔話の「大きなカブ」のような気がして、心配である。
数人でえい!とひっぱて『やったー』とはいかないと思う。
おそらく、肛門科では済まない。
外科手術、それも高度医療になると思う。
 
新人教育をするのなら、
「細~いモノから・ローション塗って・深呼吸させながら・やさしく褒めながら」が・・
基本であるが、基本って結構忘れがちである。
 
・ はじめは優しかったのに
・ いきなり!になってきた
・ 変なプレイに走り出した
 
慣れた「男女」の間でも良く聞かれる話題ではある。
あながちシモネタともいえないが、ボクにはこういうことがシモネタなのである。