MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

球体関節人形~目・アイ・あぃ?

放っておいても劣化しない。
今の粘土はたいしたもんだなぁ。
初心者のセオリーらしいので「石粉粘土ラドール」を使っている。
 
ボクははじめッから、無駄にでかいサイズを設定してしまっているので、もう4個使った。
60センチ(サイズ)DOLLであれば、4~5個で1体できるのではないかな?と思う。
頭部で半分(練習入れても1個は要らないと思う)、胴体で1個、手足で1個半から2個半。
 
さて、足と並行して「目をどうするか?」と悩んでいる。
ボクのような初心者にもなっていないものが悩んでも前には進まない。
結局「色々やってみて、やった数だけ失敗」するころになる。
失敗は成功の元!と言うが、この歳になると、失敗は残酷なまでに失敗だけなのであり、
次への土壌にも示唆にもならない。
残るのは「分別に困るゴミ」ばかりである。
 
イメージ 1
 
↑コレは初めの目・アイである、が愛はない。
半月前ぐらいの暑い中、「クソ、こんなの宿題でもないんだから適当だ、ふんっ」と作ったからアイも応えない。
ラクにアイができないか・・・?」そんなカナで書くと哲学めいたことを不届きに考えながら手芸屋をうろつく。
手芸屋に「ループエンド」というものがあった。
ヒモの先につけたりして「はしっこを飾るプラ製の中空の半球」である。
女性なら、エスニック風のスカートのヒモの端の・・木かプラのあの丸いジャマなの!で判る。
ループエンドは色からサイズまで様々である。
両側に穴があいているので助かる(完全な円と言うのは空けるのが難しいから・・)。
ループエンド直径が目の直径と言うことになる。
5ミリから20ミリぐらいまで種類があり、穴の大きさも「黒目」に合わせて選べる。
 
無論、ユザワヤとか手芸デパートの話である。ボクの住む北海道にはない!!
 
この穴を工具(デザインナイフとかカッターを入れて回す)でグリグリ拡大すれば微調整は思うままである。
画像左の様な「紙に書いた黒目(の中)」を丸く切る。
アクリルの半球(ユザワヤとかハンズにならあるらしい)の裏に接着して、ループエンドに付ければ目の完成。
・・・と思ったが、アクリル半球がない。 ホーマック(北海道オリジンね・・)にはアクリル板しかない。
 
 
ユザワヤとか手芸デパートの話である。ボクの住む北海道にはない!!
 
 
と嘆いていても仕方ないので、プラ版から半球を作ることにした。
無論「半球」などできる技はないのでコンタクトみたいなモノを目指した。
プラ版はお値が高いので・・ペットボトルを切って(実は丸みが実にいい)そこから切ってやってみた。
ペットボトルの端切れをライターで少しあぶってから、ボールペンの尻とか「先が丸いもの」を押し付ける。
すると、「なんとなくコンタクト的なもの」ができるので、それを慎重に丸く切る。
コンタクトみたいなのに「紙に書いた黒目(の中)」を貼る(軽く木工用ボンドとか)。
ループエンドの穴にソレを接着する。
画像右の目の真ん中がそれである。周りの青いはみ出しは実験(無論、失敗を実験といっているだけ)。
 
※ 黒目の紙は「がっさい(良くない)」のが良いです。高級紙は光沢がジャマです
※ お金があればドール屋でアイ(アクリルから次世代樹脂・グラスまであり)をゆっくり堪能して選んでください
  (できた頭部を持ち込んで、イメージしながら実際にあわせるとラク・・らしいです)
 
途中、「アニメな目」はああいう手書きでしかできないのかなぁ・・?と思って目を縦長とか横長にやってみた。
上の画像右の実験ね・・。
 
イメージ 2
 
「あぁ・・・アリだと思います・・・」・・ぐらいで却下した。
眼窩には「円形の目」が個人的には好きなだけである。
アニメは「四角い目?」が流行りであるが、表現の媒体が異なるから仕方がない。
 
ソレで再び(と言ってもだいぶん前・・)に手芸屋に娘と行った。
「人形の目になるものを探して欲しい」と伝えた。
娘が大声で呼んでくれて行ったのは・・・
 
 
ぬいぐるみ、くまさんの目!のコーナー
 
 
振ると黒目がガチャガチャ動くアレを触りながらゲラゲラ笑っていた。
娘が『ちち!違う、コレだって!?』と新製品のテディアイを指差す。
 
 
 
良いじゃないですかぁ・・・
 
 
 
ソレですぐに300円ぐらいだったので(高いけど)払って、帰って・・何日かして試作してみる。
 
イメージ 3
 
 
アリじゃないですかぁ・・・
 
塗りは「細かいことがすきなヒト」なら、楊枝とかハリとか使って、いくらでも繊細な虹彩は描けると思う。
ボクはプラカラーを塗って溶剤でグニュグニュといじって「何となくソレらしく」しただけである。
白目はループエンドではなく粘土でやってみた。
無論、実験と言う名の失敗である。
 
 
蛇足。アイの実験(失敗)
 
・ 樹脂の半球は100円ショップとかで色々と手に入るが「半分に切る」のは難しい!
・ ビー球を半分に切るのは「職人でも難しい」らしい・・
 ボクは鉄板ではさんで、その上を車で通過すると言うバカを実行したが「手ごろな破片」はなかった
・ 「いっそのこと」と思うなら、ビー球自体を「黒目」にするのもアリだと思います。
 「まだらに赤」なビー球を入れてみたが「神秘的かつ禍々しい」素晴らしいアイだった。
 ただ、ソレを生かす躯体の技術が現段階ではボクにはないです。作家さんには使って欲しいなぁ。
・ 他にも樹脂の半球を、熱(コテ)でこねくりまわしたり、傷をつけて屈折効果で面白くならないか・・
  とかやってみたが「失敗は成功には遠い」を学んだ。
 
 
次回は・・いつになるかなぁ。