MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

大変だぁ!

明日、オフクロが来るぞ!忘れてたぁ!
 
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オフクロのキャラは濃い。
読売日曜版の「あたしんち・おかあさん」が近い。
彼女を一晩煮込んで、10年寝かせて、魚醤をかけるとオフクロになる。
 
しかし・・・ボクも呼んでおいて忘れるかぁぁ?
何故忘れていたのだ?
えーと、昨晩までは覚えていた。
想起。
今日は朝寝坊して、娘を見送れなかった。
枕元を掃除する。
ボクは眠りながらハナクソをポイポイと枕元に捨てる癖があるからだ。
ハナクソとかティッシュの切れ端とか、身元不明の縮れ毛なんかをゴミ箱に放り込む。
 
この世で最も神出鬼没なものは縮れ毛である!
 
脱線。
 
着替えに子供部屋兼衣裳部屋へ行く。
もう北海道は寒いので、まず「ヒートテック」みたいなのを着る・・。
お、昨日「まだ着られるから置いておこう」と置いてあった黒い長袖下着。
頭からかぶって袖を通す前に軽い吐き気に襲われる。
華麗なるかな加齢臭。
もはや臭くなくて、食べ物の匂いすらする。
臭すぎて笑っているところへ、妻がやってきた。
 
『コレはね・・昨日のブタしゃぶの煙の匂いだよ!?』
 
「けどな・・この右のワキあたりは、ブタしゃぶ・・って言うか、ブタです!ってな感じ・・」
 
シャツを渡すが、妻は二度とは嗅がなかった。
畜生の体臭ただようシャツを着込んで、朝食。
パンにするかご飯にするか・・・ワキのニオイが選択を鈍らせ、やがて食欲をかき消す。
バナナを2本食べる。
黒い斑点だらけで、腹がアケビのように爆(は)ぜている割には甘くない。
 
薬を飲む。
 
お、そうだ、オークションで娘の不用品を売ったのだった。
数百円の収入ながら、妻の口座に入る。
早く発送しなければ。 商いは早さだ。 信用第一である。
郵便局へ!と、外に出たら、長靴を履いて準備OKな息子を発見。
家に戻る気配はない。 どこまでも俺たち一緒だぜ!な目をしている。
息子を自転車の後ろに乗せて、畜生臭い自分に気付いてスカジャンを羽織る。
ママチャリが「ガシャコンン・・ガシャコンン・・」と、買い替え時期を通り越した音をたてる。
道行くお年寄りが振り返って見ている。
何とでも思え!
住宅の窓に映る姿がチラと目に入る。
「パチンコ屋に急ぐダメな父親」というお題なら、バッチグーである。
郵便局で荷物を出して、日付が目に入る。
 
・・・あー明日はもう13日かぁ・・
 
 
大変だぁ!明日、オフクロが来るぞ!忘れてたぁ!
 
 
というわけで、これから「対オフクロ仕様」にしなければならない。
オフクロは『私はどこでも寝られるし、テレビだけあればいいから』が口癖である。
じゃぁ・・と適当な部屋をあてがえば『畳がいいな・・』と言った過去がある。
食事は何でもいい。
じゃぁ・・とスーパーの惣菜を・・と思えば『お寿司を食べなきゃねぇ』と言った過去がある。
寒くても外じゃなきゃいい。
じゃぁ・・とストーブを焚かないでおくと『ううっ寒!寒!』と言った過去がある。
そしてオフクロは、さびしがり・出かけたがり・食いしん坊である。
 
とりあえず「ボクの書斎」を片付けます。