MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

北海道は寒いの?

首都圏とか、北海道以外では秋の行楽シーズンであるらしい。
紅葉を見にいったり、スイーツ巡りをしたり、美術館なんかが「○特集」をやってイベントが増える。
恋人同士にも「良い季節」であるとの宣伝効果で、にわかカップルができるのもこの時期。
そして、クリスマス・年末年始前の大事な時期に息切れして、作った愛は泡沫となるのである・・。
店なんかは、ハロウィンって何だ・と思っていると、サンタやツリーが飾られてしまう。
季節感なんかないのである。
 
『北海道はもう寒い?』とよく聞かれるのもこの時期が多い。
さすがに冬になって『雪降ってるの?』と聞くもの好きは少なくなった。
 
寒い?って聞くけどどの程度を聞きたいの?
 
 
この時期は最高気温は10度にはならない。
朝晩は、吐息は白いのは当然。
子供たちは「手袋」をしないと叱られるぐらいの寒さである。
紅葉はとうに始まっていて山頂は雪、行楽登山は無理である。
 
我が家を含め、各家庭は「冬支度」をはじめる。
庭が広い北海道では「ちょっとした庭園」の家が多いので、庭木に冬囲いをする。
首都圏なら庭師を頼むのであろうが、こっちは冬囲いくらいできないと、マイホーム失格である。
洗濯物はそろそろ外干しは無理であるので、物干しを物置にしまう。
自転車やバイクも物置で遅い春を待つことになる。
必然、この時期は物置を整理することになる。
北海道は「何があるか判らない物置」は少ない。
出し入れが定期的にあるので、不用品は捨てる。
捨てないと入らない。
 
そして物置から「お世話になる雪かきセット」を出すのももう少し。
 
イメージ 1
 
適当な画像を引っ張って載せた。
シャベルは気休め。
赤い「雪押し・通称ママさんダンプ」が主役となる。
通常のスコップ(画像で後ろにチラと見える)は、雪国では役に立たない。
スコップは畑やガーデニング以外には雪かきには使わない。
遅い春の時期に「氷を割る」という用途に出番が来るぐらいである。
 
東京とかの映像を見ると、今は「ファーのベストや帽子」が流行っているとか。
さしあたり、札幌あたりなら気休めになるオシャレグッズであろう。
防寒は期待しないほうが良い。
旭川では、そういうオシャレファッションは不要である。
マタギと見まがうし、少し山に入ればクマに標的にされるのがオチである。
 
最近も斜里(シャリ)という道北の街で昼間からクマが射殺された。
どんなに可愛いクマさんであろうと、人里では害獣であり、危険なのだ。
 
リサイクルショップでミッキーのグッズは良く見るが、巨大な「プーさん」はあまり見ない。
買うヒトも少ないければ売るヒトも少ないのであろう。
つまり、北海道には「可愛いクマ」というキャラは定着しにくいのである。
クマは殺すか殺されるか。
そういう生き物である。
 
中国が色々と領土問題で鼻息が荒い。
友好(になりたい)クニに維持費のかかるパンダを送る「パンダ外交」は未だにやっている。
「パンダ外交」とは言い得て妙である。
パンダというのは、ただの「ツートンのクマ」である。
可愛い!と受け入れて、忘れた頃に人畜を襲うのである。
友好の証と称して、人食い動物を送るあたりに中国の伝統的な狡猾さがある。