MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

ヴィンテージと生娘

ボクはまずタイトルを書いて、ダラダラと本文を書くのである。
今回は「しまった、シモネタになりそうか?」と思ったが、ならないように努力する。
 
今日は体調不良だったので、午後から通院した。
通院したときは「ご褒美」として古着屋を見る。
最近はGパンばかりを見ていて、いささか食傷気味である。
にもかかわらず、やはりGパンばかりを見てきた。
リーバイスは人気なのか高値がついている。
どんなに破けてボロかろうと、臭いそうなシミだらけであろうと、年代モノには高値がついている。
 
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画像は適当にチョイスしたが「1960年代ヴィンテージ」らしい。
70年代でも1万円は越えてくるので、60年代で色が残ってきれいだと数万円はする。
普段、牛乳の値段だの、豚ひき肉のグラム単価だのとにらめっこしていると、
この「きたねーGパン」でどれだけの食材が買えるか・・とため息が出る。
今日行った「古着屋」と言っても、本屋とレンタル屋が一緒になっているので・・そうゲオです。
本屋で、立ち読みがてら、立ち読みしているヒトも見るのがボクの悪趣味。
 
・ 「もてる髪型」を読んでいるハゲたおじさん
・ 「5歳若返る」を読んでいる、5歳くらいでは間に合わなそうなお姉さん
・ 「体内から若返る」を読んでいる、カリントウみたいな顔色をしたおばあさん
 
本を読めば何とかなる・・・かも知れない、という淡い期待から濃い欲望までもが渦巻いて興味深い。
「運がよくなる家計簿 2011」を読みながらため息をついている女性がいて、ひどく同情した。
後でボクも読んでみたが「いつも財布に1万円・金は金を呼びます」と書いてあった。
やっぱりため息をついて古着コーナーに戻る。
 
Gパンは大抵「洗濯タグ」が内側に付いていて、そこから製造年が判る。
「1998年2月」なんて見ると、たかだか10年前のもので新しいなぁと思う。
それで改めて外側を見ると、まぁ10年以上毎日穿いたのか?と言いたくなる代物だったりする。
たまに「1982年」なんてのを見つけて、あぁ80Sもヴィンテージになってたかなぁ・・と思う。
待てよ?80年代なんてボクはとっくに生まれてたぞ?
慌ててざっと見た中でボクより古そうなGパンはなかった。
 
そうか、一番のヴィンテージはボクであったか・・・
 
さっき立ち読みしていた「アンチエイジング関係」の本がふと浮かぶ。
アラサーとかアラフォーとか、何だか加齢が悪いとでも言いたげだったなぁ。
 
提言
40代・・「60年代製ヴィンテージです」と言う
50代・・「50年代製ヴィンテージです」と言う
60代・・「40年代製ヴィンテージです」と言う
 
エイジングに急に付加価値が付いた気がする。
 
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「ワインだったら超高級品よ♪」
 
新鮮さだけがウリの安ワインと違って、濃厚かつ繊細・飲む相手も選ぶわよ?高いけどね?
 
うーん女性なら使えそうなフレーズだ。
 
一方で男はやっぱりGパンだろうか?
商品として並んでいても、新品のまま市場入れ替えとともに消えるものを「デッドストック」という。
Gパンなら、値段やらタグやらがついたまま商品としておいてあったままの形で残っている物をさす。
 
970年初期のデッドストック!まだ誰も穿いていません!
 
・・とは書いてみたものの何か、ワインのような馥郁とした香りがない。
逆に「誰にも相手にされず気がついたらオジサンでした」的な悲壮感すら漂う。
デッドストック!というあたりが「もしかして童貞!?」と突っ込まれ、商品価値は下がるかもしれない。
「社会に出て何してたのよ?もしかして学生時代からおかしかったんじゃないの?」
などと「商品になる以前」にまでケチがつくおそれが多々ある。
 
 
やはり、女性に有利?
 
970年初期のデッドストック!まだ誰も穿いていません!ウフ
 
・・むむむ、バカなおじさんが集まってシッポ振ってくるかもしれない。
ヴィンテージ、しかもデッドストックぅ?・・もしかして生娘なのかなぁ・・?
「いいヒトいなかったんだねぇ。お嬢さんだったのかなぁ?」
あぁ・・やっぱり男は、脳みそ下半身のバカ野郎だと思います。
 
しかし、ヴィンテージ・・意外に使える「隠語・比喩」かも知れないです。
 
 
1930年代製!戦前モノ幻のデッドストック!
 
コレは少々、刺激が強い。
きちんとした、おじいさんおばあさんを愚弄していると思う。
古着からすれば「奇蹟」であり、値段はつけられないのですが・・。
あぁ・・ヒトでもその年代は値段なんてあってないようなもんで・・むむむ・・問題発言だ。
 
 
あぁ、今日はガラスの仮面の「新刊」が発売される。
このマンガも続いているが、すでにヴィンテージの味わいがある。
新刊でも「白目だけで感情表現」がたっぷりと見られることであろう。
個人的に速水真澄が好きである。
北島マヤは多分、生娘ではないと思う。