MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

何匹めかのどじょう~AKB48

少し前にわが北国の誇る情報網「北海道新聞」で見た。
曰く
「女性アイドルグループの人気が好調で、長続きしているため(略)北海道でもアイドルユニットを
発掘し売り出すべく(略)応募資格は15歳~(略)の健康な女性。なおZONEで全国的な人気を勝ち取った
○事務所に依頼し全面協力を得る形となった。北海道人気が期待される・・云々」
まぁこんな感じである。
 
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『おい、AKB48って知っているか?』
 
『すごいらしいなぁ・・もうかるんだろうなぁ』
 
『地元で劇場作って、大入りでウハウハだってよ』
 
『ちくしょー!上手いこと考えるなぁ・・』
 
北海道商工会とか道観光課のオッサンが、「海鮮市場」かなんかで飲みながら妬んでいたのだろう。
 
北海道は、食材と観光くらいしか資源がない。
それで十分なのであるが、何だか一年中「北海道おこし」をしている。
開発予算がなくなっても、おこしつづけると思う。
コンプレックスからであろうが、「アソコでアレが流行中」となれば飛びつく・くいつく。
 
『ゆるきゃら大人気』と聞けば、せんとくんとか彦にゃんを夢見て一発当てようと作る。
 
 
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わが旭川の「イメージキャラクター」である。
ゆるきゃらブームが去りつつある今年の最近決まった。
ゆるきゃらの「残念例」として今後ブレイクするかもしれない。
募集をかけたが名前が決まらずに、2次募集までかかったツワモノである。
尋常ならざる旭川の情報量で、ワキからどっさりと生えたラーメンが食を減退させる。
何となくヒデキ・西城な衣装であるが、きっと『ヒゲキ・カンゲキ』と呟いて失神すると思う。
相当な妄想の産物であり、逆に市民にはなじみがない。
これもやっぱり、
北海道商工会とか道観光課のオッサンが、「海鮮市場」かなんかで飲みながら選んだのだろう。
 
さて、北海道のアイドルユニットの話であったか?
企画を押し付けられる「○事務所」もどうしたもんだか、厄介だなぁ、ってなとこであろうか。
何だか企画段階から、妙なプレッシャーがあってかわいそうである。
 
『おい、今度ウチからアイドルグループ出そうと思うんだけどな・・』
 
『ほー、いいっしょ?』
 
『お前んとっから出してくれ?前みたいにガンガン当ててくれ!?』
 
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『いやぁ・・アレは本人達が頑張ったし、運もあったっしょ?』
 
 
『言い訳はいいから必ず当てれぇ!?』
 
 
『だから・・運も大きいって・・ムチャクチャ言うなやぁ・・』
 
 
 
どうも、当たっているアイドルユニットがあると、ソレ急げ、と次々に二匹目どじょうの市場が活気付く。
商品価値云々より前に、とりあえあず行っとけ?と乱暴に業界に押し出される。
事前プロデュースとか継続した人気への戦略がおろそかになる。
「まず当てろ」というとんでもない前提があるので、中期長期的なプランがなく自滅する。
 
『おい、今度ウチで宝くじ買おう思うんだけどな・・』
 
『ほー、いいっしょ?』
 
『お前んとこで買ってくれ?前みたいにガンガン当ててくれ!?』
 
 
『いやぁ・・アレは枚数買ったし、運もあったっしょ?』
 
 
『言い訳はいいから必ず当てれぇ!?』
 
 
『だから・・運も大きいって・・ムチャクチャ言うなやぁ・・』
 
 
 
 
応募する女の子は、前途ある身なのだから、きちんと考えて欲しい。
 
夢はね具体的に見ることだねぇ。具体的にねぇ。
 
                        みつを