雑誌の見出し

雑誌は見出しで売り上げが大きく違うらしい。

中身を見てから買う客は少なく、見出しで「釣る」わけである。

最近はコンビニでも封をされてしまっているので、神通力でもない限り、見出しで買うしかない。

なるべく怖いもの見たさ知りたさで、ダークなベクトルで買う。

 

芸能人同士が「食事しながら笑って帰りました」では誰も買わないらしい。

 

 

好感度イケメン○、昼は日替わりランチ、夜も日替わり、お持ち帰り！！

 

 

こんな感じだと「食事しながら笑って帰りました」という写真は凄みを増す。

 

 

「めちゃモテ」とか「すぐに変身」とか「究極ダイエット」などと見ると金がなくても食指が動く。

雑誌を買うことで、変身できたり痩身できたりはしないが、万が一があるので保険をかけるのである。

 

結構最近、ある雑誌の新聞記事を見てうなってしまった。

 

 

「なぜすぐ脱ぎたがる日本の若い女性！？」

 

 

そうだったのかぁ・・とぼやくのはボクのような枯れ切ったオジサンだけであろう。

血気盛んな男どもは「立ちどころに」見るのであろう。

そして、内容は、おそらくなんだかぼやけた現代若者論であったりするのであろう。

 

・　ネット社会において匿名性に慣れきった若者は現実か否かの区別がつきにくい

・　昔と比べ情報があふれ、道徳が乱れ、脱ぐことへの禁忌が失われつつある

・　マスコミへの露出（デビュー）への契機ぐらいに考えており問題意識が希薄である

 

雑誌に限らず、小難しい本でも↑こんな理論とも屁理屈ともつかないものを多く目にする。

「なぜすぐ脱ぎたがる・・」については男の妄想であり、女なら切り返せる。

正解は

 

 

女はすぐ脱ぎたがらない

 

 

つまり、なぜ脱ぎたがる！？という問題提起が大間違いなのであり、

それについての屁理屈、ネット社会も匿名も関係ないのである。

小難しく理屈をこねずに素直に言えばいいのである。

 

どんどん脱いで！！次々脱いでくれぇ！！

 

 

そうは言えないのが男の悲しさで馬鹿馬鹿しさである。

 

 

雑誌に限らず、見出しとか前提が間違っているとどうも洗脳されるような気がして不愉快である。

「野菜が高騰、家計直撃」なんて連日やられると、スーパーで野菜が高くても納得してしまう。

野菜農家が結託してマスコミを買収したんじゃねーか？と勘ぐりたくなる。

「地デジ好景気・テレビ入荷間に合わず」なんて、ほんとに連日やっている。

国産は売れきれて、韓国製が次々に入荷してさばけているという。

おかしいな？韓国は今、テレビ増産どころじゃないはずだろ・・？

デマか？とかニュースも疑わしくなってくる。

脱線。

それであわててテレビを買ったら、アンテナが古すぎて見られなかった・・よく聞く。

アンテナを修理しようとしたら配線が古くてダメ。

配線が壁の中、壁を修理しないとダメ。

修理しようとしたらぼろぼろ崩れてきて家の外装全部とっかえた・・。

 

『100万もするテレビだったねぇ・・参ったねぇ・・』

 

近所でぼやいているお年寄りを見ると、どうもマスコミの「見出し」にしてやられた気がする。

こういう「国家規模の詐欺」がそこここに落ちていて、皆で仲良く振り込んでいる気がする。

 

 

「あの美女が今夜ついに全て見せます！」

 

こういうテレビ見出しに、また今日も多くの男が引っかかる。

アイドルの自宅が映って、昔のアルバムとか見て、キャーキャー言うだけである。

買いたてのテレビの録画機能の無駄である。

内臓ディスクも「初撮りがこれかよ・・」と機嫌を損ね、故障が早まるかもしれない。