MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

妻の脚は長すぎる

胸が、張って張って仕方がない。
 
生理でも授乳中でもない。
「雪かき」の季節というだけである。
急に降り始めていきなり積もるのである。
心の準備はできていても、身体は急に動かないのである。
『ついに降りましたねぇ?』
『とうとう積もりましたねぇ?』
なんて、ご近所とやりとりしながらも、お互いは完全除雪装備で笑顔である。
11月から除雪道具を外に出し、今や遅し、と待ち構えていたのである。
つまりは、よ!待ってましたぁ!という積雪であり、会話も弾むのである。
 
スコップなんかでは除雪できない。
雪かきは「ダンプ」というものを両手で押して行う。
人間ブルドーザになるのである。
雪といっても重さが十分であり、腕だけで押せる可愛いものではない。
腕はダンプに確(しっか)りと固定して、肩から腰までのラインで「油圧」をつくるのである。
あとは無の境地になり、脚をひたすら前に進めるのである。
シーズン序盤は、この「型」ができていないため、腰痛とか五十肩が多くなる。
余計な力が入り、雑念も多いので、ブルドーザになりきれないのである。
 
さて、今日2回目の除雪が終る。
妻は昨年、
『今シーズンはチビが小さいから無理、来年から戦線復帰する』と言った。
そして今シーズン。
なんのかんのでエントリーもしない。
妻はエースで4番でキャプテンだが、練習嫌いで試合にも出ないのである。
 
除雪しない理由を考える。
妻の除雪は「格好が悪い」、何だかヒョロヒョロっとしていて、ヘラヘラもしている。
ボクが確りと地に足をつけて踏ん張っているのに、妻は踏ん張れないらしい。
結論。
 
 
あなた、脚が長すぎなんだわぁ!
 
妻の身長は155センチ・・はないはずである。 
ボクのジーンズは大体75センチの股下(レングス)である。
それでも引きずるのであるが、妻は妊娠中『コレ借りる』と平気で穿いており、ひきずらなかった。
・・・・・・。
ボクのジーンズは二つ折りで積んである。
その横に妻のジーンズが積んである。
奥にも荷物があるから「三つ折」なのであるが、おそるおそる広げてみる。
 
 
イメージ 1
 
 
な!長ぁっっ!!??
 
隣でボクのジーンズを並べると「どっこい」である。
急に「類人猿の進化模型」が浮かぶ。
ボクはサルから2番目くらいで、虚ろな目で前のサルを見ているのである。
一番はじの現代には妻がおり、Vサインして歩くポーズでこっちを見ているのである。
 
最近、妻は奮発してユニクロ黒木メイサ広告のヒートテックパンツを買った。
 
イメージ 2
 
そうそう、コレコレ。
ボクはモデルを大して見ずに、軽い「既視感」を感じていた。
試着室の妻の体型っぽいのである。
ふと、そのときのことを思い出して愕然とした。
妻は「ウエストゆるい、丈が短い」と言ったのである。
試着室で見てみたが、確かに「かっこいい」・・と言うか脚が長すぎる。
そして、憎らしいことに
 
『下になんか穿くから22インチじゃなくて23インチにするかぁ・・』
 
と、のたまったのである。
22インチからしか「展開」してないんじゃぁ!?
どうせワシはモンゴリアンじゃい!ヒヒでサルで胴長じゃわい!
手だけ、ごっつい長いんじゃ!けっ・・。
ボクも「松田ジュニア」の広告みたいになりたかったが、サルには丈が長かった。
 
妻は古着の24インチなんかを平気で穿く。
つまり・・60センチ以下のウエストということですよ・・・大変なことですよ・・。
アイドルの自称より更に細くて、ソレが事実らしいから憎らしい。
 
更に憎らしいのは、胸が大きいということである。
18歳のときに「国産ブラ」が何も合わずに悩んでいた。
国産ブラの黒船「ピーチジョン」の上陸を喜んだ非国民である。
 
女性には「一緒に並んで欲しくない体型」である。
 
あ、帰ってきた。
除雪しそうもないなぁ・・。
モデル以上だもんなぁ・・。
ふんっ。