プラスチックモデル

クソミソ一緒なのが大好きである。
そういう理由でリサイクルショップに良く行く。

「昨年出会った、あのヒトは今宵誰の胸に眠らん」

そう、後悔してはるのである。

 

昨年見たあのヒト・・

 

 

 

ナイチンゲールぅぅ！！？？

アレが「どレア」なのは判るし、小説ガンダム好きとしては即買いであった・・はず。
こんなごっついMSかMAか判らんが「高性能」に乗っても、ボロ負けしたのがシャアという男である。

負けても負けても、シャアは認めず、「終わらんよぉ」と捨て台詞を吐く。

いなくなったななぁ・・とホッとしていると、

目だけ隠して現れて、やっぱり条例スレスレスレな「可愛い女、だけど幼女」を連れているのである。

そんなシャアだから、判官びいきの日本では引く手あまたの人気者なのである。

「サザビー」が命名権で妥協した産物だから、こっちが元祖MSN-04と言うことになる。
「エルメス」が当時の、あの馬皮屋から出世したエルメス本家からちょっかいだされてボツになり、
正確には「ララァ専用モビルアーマー」という名前にに甘んじたから、パテントは巨大産業である。

が、値段高すぎ箱でかすぎ・・やめた。

財布にも地球にも優しくない。
金がないのはクビがないのと一緒・・西原女史に言われるまでもない。

が、後悔は、手に入れた後の後悔の方が、精神衛生上良いにきまっている。

今年より昨年の方がまだカネがあったのにぃ。

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑昨年はコレを「２つ」買った。

（まだ作っていません！）

なんで２つも買ったんだろう？

あ、理由はかんたんだった。

思い出しても不思議な体験である。

 

 

ジムの箱を見たら封がしてあって
「頭がありません・組み立て説明書なし」とシールで但し書きがあった。

 

頭がありません・・・・！？

 

説明書なしだぁ？ソラで組み立てろってか？
売るなよそんなモン、
お前、ダグラムのアイアンフットみたいに作れってか？

と思ったが、ジャンクパーツとしては有用なものなのである。
北海道は値段がヤッチャエ・イケイケなので、不況においてガンプラ需要も少なくリサイクルは投げ売りである。
ウロウロしてたら、神宮寺さくらのフィギュアと一緒に、やっぱり同じＧＭが置いてあった。
封をしていないので箱を開ける。

何か変だなぁ。

何だこの「ころっと１つだけパーツ」は・・。

 

 

頭、１個多い　！？

 

レジに行く。
笑いをこらえる。　頑張れ自分。　レジの女性が事務的にジムを２つ見ている。
あなた、コレはきっと別々に同じヒトから買い取ったものじゃないですか・・？

 

『２点で２１０円でーす♪』

 

ダメだ・・吹き出して・・店員に変人？な目で見られる。

 

そして余計なものも思い出した。

 

娘のモノを・・と思ってぬいぐるみ山積みコーナーに行った。

 

 

ミーッキーとかプーさんに囲まれて、劇画な箱が目に入る。

あ、黒騎士バッシュじゃあーりませんか？

あ、・・あなた、ぬいぐるみだったんですか

 

「コレはプラモデルではなくインジェクションキットです。中級向けです」とか書いてある。
確かに永野氏は濃いから、専用にジャンルが要る。
ＺガンダムのメカニカルワークからＺＺのキャラに至るまでの「永野節（ぶし）」は熱い。
Ｚで一見して無茶苦茶な変形が、かっこいいと迎え入れられたのも氏のメカ知識があってこそ。
見事にだまされた国民は、
こぞって百式やジオを受け入れ、ムラサメに萌え、ガクトはシャウトしたのである。

 

だからって、ミッキーマウスの隣で良いわけねーだろ！？

 

 

プラモデルの「エルガイム」の隣に並べ直しててあげた。
バッシュも買って、重装備に改造しようと思ったが、確かに元々プラモデルではない。
プラモデルは、パーツを相当改造しなければ組めないとか、
パーツが足りないとか、左肩がふたつある・・ってことはないのである。

 

というわけで、明日（今日）はプラモデルを作ることにする。

無論、部屋は寒いので暖めている間に夜になると思う。

プラカラーも、凍結・分離・硬化で全滅であると思う。