MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

話題の小説「KAGEROU」、どう思う?

 
いい男だなぁ。
ボクなら抱かれたいなぁ。
こりゃ妬まれて当然だよな。
頭顔スタイル3拍子!
会ったら何となくシモネタで盛り上がれそうだなぁ。
ダークな話題でも笑って話せそうだなぁ。
 
前にも同種の記事を書いたが、あまりにTVがうるさいので書く。
(EBIZOさんについては、金と事実の勝負であり、多分金が勝つ。予想するまでもない。)
 
さて、世の中特にマスコミ「出版」に騒ぐ騒ぐ。
 
ずるい!ずるいぞ!
引退!?
結婚!?
大賞!?
40万部!?印税1億!?
 
 
・・グヌヌ・・・・・・ぅっうがぁ!・・キリキリググヌ・・
 
 
といった鬱屈した嫉妬と羨望が混ぜこぜになっているんであろう。
そして、羨望だけはしたくないから揶揄するのである。
羨望できないのは「自分だっていつか・・」という実力を伴わない巨大な欲望の塊だからである。
羨望できないくせに嫉妬も出来ないのである。
嫉妬というのは相手の優位を認めることで、敗北の追認行為である。
敗北はしたくないから、何とか虚構を創って、ソレを叩きのめして、どうだ!となる。
ただの自慰であり、ゴシップでも公表するべきではない。
水嶋ヒロ」という商品にケチをつけて、引退されたから今度は作品にケチをつける。
 
Ⅰ こんなの自分にも書ける
Ⅱ どうせ芸能人だからだろ
Ⅲ 金持ちにばっかり金がいきやがって
 
面白いを通り越してため息しか出ない。
この騒ぎっぷりこそ「ノンフィクション優秀で賞」くらいいけると思う。
はぁ
 
Ⅰ 書いて送ってみればいい。読んでからソレを越える「想像」はサルでもできる。
Ⅱ じゃぁ「どうせ協会がさ・・」と宝くじを買うな。ボクは買う。
Ⅲ 当たり前である。才能を売って金持ちになる。金持ちはその金で更なる才能が買える。
 
やっかむまえに、自分の商品価値をじっくり考えると面白い。
就職難らしい。
ボクの時期は今ぐらい氷河期であったが古くて統計に出てこない。
良く(余計に)考えたのはエントリーシートより「自分は売れるか」ってこと。
果たして自分は、キレイな単品売りか、箱売りの下のほうか。
新商品か、型落ちか、見切り品か。
ただの中古か、あるいはヴィンテージと言い切れるか。
値下げされてまで売り場に出るほどの勇気があるか、くだらんプライドがないか。
全くの未開地で単品で生き残れるか。
生き残れないまでも、生き延びる方法を考えられるか。
ライバルをどこかで信じるか、殺しても前にいけるか。
「必要悪」以外の悪を正当化できるか、できないか。
 
「KAGEROU」は読むに値すると思う。
下馬評などの前評判だけを信じて、身銭を切るほど「本を買うヒト」はアホではないのだ。
 
大好きな「太田さんの本」は立ち読みしてやめました。
一流の読み手と一流の書き手とは同じ体にはならないってことだろう。
「なんとか賞の選考委員」を見ていれば判る。
強烈な印象のモノには、同業者は誰も賞をあげることなど考えていないのだ。
「こいつに(オレの存在が)殺されるかもしれない・・・」
そんな、小さい立場上のプライドでヒトの目は濁るものだ。