MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

新成人の方へ

今日は成人の日らしい。
まだ「15日」という感覚が強いので違和感が残る。
ボクのときより遥かに少ないが、人口減のためにはいいのかも知れない。
 
ひとことお祝い申し上げます。
 
もう、あなたを誰も守らないからね
 
別に、祝う気がないのではない。
正直なところである。
成人というイベントのくだらなさと、若さということへの嫉妬である。
 
さて、もっと正直なトコを書く。
若さ、というものは最大の言い訳でもあるが、最大の武器の一つである。
若い、ということの持つ意味や凄さを実感するのは、歳をとってからである。
ボクは最近特に思う。
10代、20代という頃は30代はオッサンであり、40代は未知で腐敗臭すら感じていた。
腐敗臭というのは
「社会とは、会社とはこういうもんだから」という年長者の判った様な言動から感じていた。
自分には判らない、得体の知れないものへの嫌悪から来ていたと思う。
「こういうもん」とは、若いヒトから見れば狭い常識であり、時には純粋な良心にも反することが多い。
が、ソレは越えなければいけないのである。
否、越えるのではなく実感して血肉とするのである。
 
コレは不合理だ、常識的でない、反則だ・・そういうモノで世の中は満ちているのである。
ソレを頭から否定してはならない。
 
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若さというものは当然ながらナマモノである。
10年後、20年後には腐って、自分の手にはない。
どんなに頑張っても、賢者の石を使っても、取り返せないものである。
だから、若い!ということを使えるのは今しかないのだ。
 
1年、3年、そして5年やっても、仕方ないことはおそらく仕方ない。
ボクのような歳になると5年を使える余裕はない。
その5年が、若いあなたなら、今から使えるのである。
漠然とでもやりたいことがあるなら、投資は今である。
人生はやり直しはきかない、という。
ウソである。
やり直しをしたくないから、安全な道を通ってきた「大多数」の創った妄想である。
就職難だからと安売りをしていては買い叩かれるのが関の山である。
高く売りつけてやればいい。
若さ、というスゴイ商品価値を大いに見せ付けてやれば良いのである。
 
ボクはウツ人である。
が、「うつ病に気をつけて・・」なんて言わないし、言えない。
そのときに備えられる病気なんてものはないのだ。
いざ、というときは「いざ!?」と慌ててオロオロすれば良いのである。
ボク、という人間が明日死んでも、ソレは世の中に何も支障を生じないことは判っている。
だからと云ってボクが何をしても、何を言ってもいいということにはならない。
若い頃ああしておけばよかった、とは言わない。
今の自分を後悔しているみたいだからである。
今この瞬間を生きていてそんな自分が大好きである。
世の中で自分ほど自分を知っている人間はいない。
 
自分を安売りしないで欲しい。
他の世代になどこびなくて良い。
「オレも若い頃は・・」という言葉は無視すれば良いのである。
若い頃を思い出せる人間は、今がスカスカだから、思い出せるのである。
若いだけだ!と言われたら『若いだけです!』と胸を張れば良いのである。
 
イカロスの落下」を載せた。
空飛ぶ英雄イカロスでも、太陽にはあっという間に叩き落された。
右下の脚だけ判るだろうか?
そんな存在である。
気が楽でしょ?