MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

「私のマンガ大賞」は、コレ

声が出なくなった。
家の中がどうも暗い・・。
ボクのくだらない言動は少しは家のためになっていたようだ。
どうにか動きと表情で乗り越えるしかなさそうだ。
家族に申し訳ない、と思いつつこんなくだらんネタを書いていて皆にも申し訳ない。
ヤホーのお題は「ネタに詰まったヒト用」であるのは明白だが、有難い。
気分が沈んでいるから書くことも億劫なとき、なんとも心強い。
さて、
「私のマンガ大笑」、いや大賞は、美内すずえ女史「ガラスの仮面」である。
妻が子供の頃にはもう随分続いていたらしく、平成の今もまだ続いている。
新刊が出た!と、全国ニュースになるのはこの少女マンガくらいであろう。
ゴルゴ13や、こちら葛飾公園前亀有派出所、ドカベンの比ではないと思う。
まず、長寿マンガのネタ切れの逃げ道である「記憶喪失」を通っていない。
そして画風がちっとも変わっていない。王家の紋章が消えてもこちらは健在!コレは大きい。
更に何より、紅天女という芝居をやるか否か、の主役争いだけにもう10年は割いているだろう。
平凡なウツ人の一日に例えるなら「トイレで消臭力するか否か」で3時間は割いていることになる。
そこまで引っ張って誰も文句を言わない。
皆「ガラスの信者」であり、黙って教祖たる作者の、次のお言葉を待つしかないのである。
 
ボクは、とにかくどんな厳しい感情表現も「白目だけ」で押し通る、あの画風が大好きだ。
すべてのキャラは「白目だけ」になったいると思う。
白目を通っていないキャラはザコ扱いであるという判断すらできる。
以下三コマは適当にセリフを入れたが、「ガラスの信者」は判ると思う。
 
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北島マヤに対し、姫川の姫様はライバルとして女として白目をむき、
更に大都芸能の社長、真澄さまは、オレはロリコンじゃないのに何だこのドキドキは!と白目をむき、
秘書の女性も、婚約者も「真澄さま・・・」と、やっぱり白目をむくのだ。
マヤの相方である○小路くんも「マヤちゃんは渡さない・・」と白目どころか殺意も剥き、
隠密の聖さんや、速水のじいさままでも「マヤちゃん・・」と白目をむく。
テストに出るぞぉ!と同じ感覚で、白目だぞぉ!と作者は注意を喚起するのである。
さて長生きすればするほど、良いマンガに出合える。
小説や随筆、専門なんかの本とは違った「本」であるマンガに感謝する。
 
きっと上位にランクされるであろう「ドラえもん」は端っから考えていなかった・・ごめんドラえもん
ボクは大人になってしまったのだ。
いや、ドラえもんの存在こそがのび太の不幸であると知ってしまったのだ。
のび太など放っておけばよかったのだ。
過去を変えれば、未来の野比家が幸せになるなんてことはないのだ。
北斗の拳も同じである。
ケンシロウが最強であり、愛こそが全てと戦い続ける修羅のマンガなのではない。
ケンシロウが強い奴を見つけては、見つけられては、ノコノコ闘いに行くから修羅場だらけなのである。
死んでも死んでも瀕死で生き返る・・記憶喪失を乗り越えてまで戦い続けるのだ。
どっかで大人しくマミヤと小さな家族で暮らせば良かったのだ。
「お前もまた・・強敵(とも)であった・・」
こっぴどく殺しておいて、ひどい手向けの言葉もあったもんだ。
トキは本気(マジ)になればケンシロウラオウも倒せたであろう。
それをしなかったから、やっぱりトキが最強の兄弟思いなのである。
ラオウも、さぞかしトキと一緒に世界を平和に統べたかったと思う。
ケンシロウこそが世紀末の救世主もどきであったのだ。
 
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実はボクはこっちが大好きである。
映画化ドラマ化にうってつけであるが、配役が難しいのである。
リバー=フェニックスは故人であるし、エドワード=ファーロングは最盛期を越え鬱積している。
 
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ハリウッドはギャラが高すぎていかん・・・国が買えるじゃねーか。
日本人エイジ役は姜暢雄さんあたりに、そろそろメガヒットを与えて欲しいものだ。
BANANAFISHと、続編、イブの眠りは読んでみたらいいと思う。
女性が描く、男でものめり込むサスペンスアクションホラーである。
後半は美男美女しか出てこない。やったね!
(初期は劇画っぽいタッチなのだがソレは仕方がない)
吉祥天女、も学園モノだがシリアスタッチで吉田秋生女史は多才である。
と書きつつ、おおっぴらに奨めない。ボクは天邪鬼なのだ。
個人的にはセルゲイ=ヴァリシコフこそナイスダンディだと思う。
BANANAFISHは黄色いからすぐ判る。フラワーコミックだったかな・・。まずは古書店でどうぞ)
 
ワンピース・・は好きじゃない。
海賊は「賊」であり、普通に生活している一般人こそ正義だと思うのだ。
でもね!?とは言わないで欲しい。
ワンピースもドラゴンボールも読んではいるが好きじゃないだけなのだ。