MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

やっと衣替え

やっと冬物をしまった。
しまったら雨が降って肌寒い。
北海道には梅雨なんかないはずだ、が、ここ数年梅雨っぽいものがあるのだ
衣替えをしたんだから、暑くなってしかるべきなのに、何とも腑に落ちない。
世の中はこういう偏屈なもんだと常々、思う。
今はジーンズにポロシャツといういでたちであり少し寒い。
ボクにしては珍しく破れていないジーンズである。
(いや、太もものあたりがリペアされている・・か)
黄色いポロシャツで、何だか「・・のくせに生意気だ!」とジャイアンに言われそうな感じである。
長らく床屋に行っていないので、もみ上げがくるっと巻いてきた。
仕事を続けているので目つきが悪くなってきた。
あ、そうそう、アレアレ、デビルマン不動明くんみたいな格好である。
 
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娘と息子の衣替えを終らせると、大人の分はいいかげんになる。
熱ければ適当なシャツでウロウロし、少し寒いと何か羽織る。
北海道は、羽織るものが一足飛びなので、軽く一枚・・というものが少ない。
Tシャツの上に、タートルネック・・・熱い暑い。
Tシャツの上に、フリースのジャケット・・・暑い厚い。
長袖Tシャツの上に半袖Tシャツを続けてきたが、バリエーションに事欠いてきた。
 
面倒くさいなぁ、と思いながらほとんどTシャツの「夏服BOX」を開けて、冬物と入れ替える。
もっと面倒くさいなぁ、と思った。
Tシャツだけで30枚はあったからである。
一日一枚着ても一ヶ月かかる。
一ヶ月経ったら、北海道の夏は終る。
では仕事のYシャツの下にも着まわすか、と考える。
Yシャツの中に、セックスピストルズ・・・派手だ、怒られる。
Yシャツの中に、シャア専用Tシャツ・・・赤いし黒いしで目立つ、怒られる。
 
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大人しいTシャツは・・ないなぁ・・ゲバラでもダメかなぁ・・ツェッペリン、いやサバスなら・・ダメか。
無地のTシャツなど、主張がない、ボヤンとしたオシャレなど嫌いだから持っていないのだ。
 
だから、仕事用にと「イトウ洋貨堂」の制汗シャツを数枚持っているのだが、コレがダサい。
ダサいから色なんかどうでもいい、上に着るYシャツもどうでもいいっかとなる。
クールビズとかいうので、ネクタイも要らない。
オシャレの要素が薄れまくり、もうどうにでもなれ、えぇい、誰も見てないやい、となる。
会社では、全く誰もオシャレなどしておらず、結果、競争のないところに向上心は生まれない。
Yシャツの背中から妙なTシャツの柄が透けて見えていても誰も気に留めない。
今日、何人か見たら、一人が「ビバ!アイダホ!」を着ていた。
何がビバ!か。何故にアイダホ!か。
前にまわったら胸にでっかくアメリカの地図が透けていた。
反対の胸はタバコで盛り上がっていた。
この抜け作め!仕事でもバシっと決めて欲しいものである。
男でも、オッサンでも、いつでもオシャレは忘れてはならんと思う。
結婚して子供がいて、仕事が終ったら帰るだけ。
だからと言って、捨てようかどうしようか迷っているパンツを履き続けるのは不用意極まりない。
ロマンスは時と場所を選ばないのだ。
そう言いながら「繕った靴下」をはき続けているので、ボクもロマンスに無縁である。
火曜は赤、水曜は水色、土曜はグレー、と曜日でパンツを決める辺りが更に日常に埋没している。
ロマンスはきっと、頼まれてもやって来ない。
 
 
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会社には、お?オシャレ!と感じる30代40代も多い。
赤いメガネやカフスなど小技を効かせているナイスミドルも多い。
残念なのは、彼らが体型や顔の美醜だけをもって「一時審査」で切られている可能性が大きいことである。
更に残念なのは、彼らが一様に「どっかの係長」という大雑把なカテゴリで括られていることである。
彼らの中にも独身は多く、果敢に独身女性に話しかけており、実に清々しい。
殆どは「ちゃらい・きもい」という2大分別によって両断されるのであるが、切られる直前まで頑張って欲しい。
 
衣替えは、思い切ってモノを捨て、入れ替えるチャンスでもある。
オシャレに目覚めるのには好機かもしれない。
今年もTシャツを無駄に増やして終わりにならないように気をつけようと思う。