上司の上司のひとこと

今の上司は細かいが面倒見が良い。

気分で言うことが全く違うが、基本的に良い人である。

そんな上司が先日聞いてきた。

 

『何で指輪を二つもしてるんだ？』

『何で携帯にその、シルバーのつけてるんだ？』

 

こういう「その人の文脈（言いそうなこと）にはない」イレギュラーな物言いというのは判り易い。

こちらの機嫌を伺っているか、更に上司に言われただけである。

そして、部下の機嫌をとるような上司ではないので、答えは一つ。

上司の上司である。

 

最近そのオエラさん直々の面接を受けた。

圧力ごとき・・・と思ったが違った。

ただの世間話である。

何となく察して、指輪を減らして、ストラップを外していく。

 

『お、ジャラジャラしてねーな！？よしよし・・』

 

その後はオエラが「オシャレとは」について数分語っていた。

聞く価値なし。

話にヤマなし・オチもなし・意味なし・・・８０１であった。

 

『青山とかその辺のスーツはやっぱりダメだもんな』

『ミサワの家は凄いぞ！？どんなに経ってもアフターサービスしっかりしてるもんな？』

 

相槌を打つとこも、うなずくところも不明。

 

どうやら「たまに出張に行く東京のこと」が大好きらしい。

じゃあ、上京しろ。

帰ってくるな。

そして、青山のスーツより少し響きが良い、スーツファクトリーに、はまれ。

ミサワを売って工務店に頼んで、その腕を知れ。

 

ブランドは買うもんじゃねぇ。

まず貴様がブランドになれ。