MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

講座:仮面ライダーOOO(オーズ)

OOOと書いてオーズと読む。
恐らく電王、ダブルに続くヒットで、
関連商品の売り上げとしては最高レベルではないかと思う。
最近のライダーの性質として・・ベルトだけでは変身できない。
コレ自体がヘタレ男の時代と相まって情けないのである。
そして、メダルに何か付加して変身するのである。
ダブルはUSBメモリを差し込んで「うおおお!容量100倍」みたいになっていた。
 
イメージ 1
 
                   ↑この「ダブル」は両手の華のために1テラは要るだろう
 
オーズはというとベルトに「メダル」を入れる。
1枚だと自販機でお助けメカが買える。
変身には特別なメダルが必要になる。
ソレも3枚入れる。
なんだかスロットである。
1枚でもドラムは回るが、オーズは死角なく当てようという魂胆か3枚である。
「タカ・トラ・バッタ」の3枚を入れる。
スロット、いやなんだか円いものでスキャンすると変身音がなる。
 
「タートバッ!タトバ!タートバッ!!
 
伯方の塩の声でおなじみのあのお兄さんに似た声(ホントにそうらしい)なので
「ハァーカターのシオッ!」という声のイメージそのままに「タットバー!」と吠えてくれる。
とっても気合が入る。
ほとばしる汗もひときわ塩辛いのだろう。
 
特撮ファンとしては、スーツアクターも切れが良く、クリーチャーデザインも素晴らしい。
問題は、やはりキャラクターの多さであろうか。
つまり変身してまた変身して、形勢不利だとまた変身するのである。
 
イメージ 2
 
右から二人目がオーズ(「タートバッ!タトバ!タートバッ!!)最初の変身である。
他は左から
ククワガ、タカマキリ、バッタのガタキリバ。
サイ、ゴリラ、ゾウのサゴーゾ。
タトバの向こうは、ライオン、トラ、チーターのラトラータである。
玩具メーカーが憎らしいほど喰えないのは、これらそれぞれが頭、上半身及び下半身に三分割する。
つまり完全にデザインが違う3対があれば、3×3×3で27通りの変身が楽しめる。
「トラのパーツ」はタトバとラトラータの腕を見れば、あぁ同じか・・と嘆息する。
極めつけは「メダル1枚300円」を買わないとベルトに装着できない。
お気に入りだけ・・が全部欲しい!になるには時間がかからない。
息子に買う両親や、孫に買うお年寄りが、やがて計算できなくなるのが計算済みである。
その他にもシャチ、ウナギ、タコ、クジャク、コンドル、プテラ、トリケラ、ティラノなどがある。
カニ、サソリ、エビもあり海の幸甲殻類にも配慮し、
映画版ではコブラ、カメ、ワニを出し爬虫類も網羅し磐石の態勢をとった。
 
ボクは思う。
 
「最初の変身のままで闘えぇぇ!!」
 
以前も書いたが、ライダー1号の本郷のお兄さんは
「変身前にショッカーの5人くらいは素手で倒すか」と云う底知れない強さがあった。
だから変身したら無敵の印象があったのである。
ボクも観ては狂喜し、ピンチになっても絶対に大丈夫と思っていた。
 
今はピンチになるとホントにピンチである。
そして重傷を負い、瀕死になる。
どうにも安心感がない。応援しにくい。
昨今のライダーは優しいが自己嫌悪に陥ると脆いらしい・・ウツ人がどうにもかぶる。
 
息子がベルトで遊んでいる。
両親の援助でやっと買ってやったものだ。
カニとカマキリとサイ」を3枚突っ込んで何のイベント音もならず怒っている。
恐らく喰い合わせが悪いのだろう。
 
余談であるが、「タカ、イマジン、ショッカー」を入れると
「ライダー魂(たましいぃぃぃ♪)」というイベントになるらしい。
ショッカーはライダーであったか。