仕事と仕事と仕事

一応、会社には生意気に「自分の仕事」がある。

相手があり、進捗が気になり締め切りがある。

その優先順位は結構高いはずである。

 

ソレとは別に「頼まれる仕事」がある。

上司かそのまた上司である。

上司の仕事は最優先でやる。

理由は、やらないとデスクの空気が澱むからである。

つまりは自分のためである。

そのまた上司は『全く急がないから！』という仕事をくれる。

そして一時間くらいして『どうだ？アレ』とくる。

だから結局すぐ手を付ける。

全ては自分のためである。

自分の会社での居場所のためである。

 

また別に「お願い仕事」がある。

支店から泣きつかれたり、知り合いから何とかワンクッション置けないか、といったお願いが多い。

オエラ達がけんもほろろだから、ボクらに回ってくる。

他人の仕事だけど、自分でやる。

上司の名前だけど、自分でやる。

生かされているのだから不平もない。

いつも自分の仕事が最後になる。

そして、だから間に合わず、あわわわ、となる。

 

そういうのはやめた。

 

自分の仕事など元々ないのだ。

皆の助っ人をして、あとはオマケである。

オマケが自分の仕事なのである。

オマケだから貴重でも重要でもない。

ハズレばかりである。

オマケだから仕方がない。

そもそも、働くことは生きていることのオマケである。

仕事などに自分を喰われたら、つまらないことこの上ない。

 

 

 

生きるために働く、そう考えていると切ないし、後がない。

家庭とか学校とか仕事とか・・いちいち分けるからロールプレイングで疲れるのだ。

全部一緒で構わんと思う。

 

上司が怒って『判ったか？』と聞いたので、プッ！と屁で返事をした。

少し家庭的になるかと思った。

ならなかった。