MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

目に見えないもの

今回は「アドバイス」が欲しくて書いている。
情けないが、自分でも頑張っているのか、もう頑張れないのか判断できないのだ。
 
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先週は這ってでも仕事に行った。
ホントに這って行った。
デスクに座ったまま気絶もした。
倒れていればまだマシだったかも、とは思う。
小さなプライドが許さなかったのだろう。
残念だが会社ではボクは完璧主義に思われている・・らしい。
私語はしない。与えられたことは100点以上こなさないと納得できない。
反論しない。どんな話題にも切り返す。
ソレは無理をしているのだ。自分では判っている。
ヒトは皆、本音と建前で生きている。
片方だけで生きていけるほどボクは強くないし、周りも強くないのだ。
ボクは本音が出せない。
出せば確執を生むし、ギクシャクする。ますますウツ人の立場はなくなる。
『なんでも言ってくれ』という会社の言葉は、多くは社交辞令である。
軽口の類は、生意気だ、親しき中にも!と「重要な案件」箱に入れられて自分に返って来る。
深刻な悩みは、というと、どこかに棚上げにされて、本人が壊れたら棚ごと捨てられるのだ。
うまいシステムだと思う。
 
先週は立て続けに面接があって仕事どころではなかった。
『今後はどのように考えている?』といった内容で、もう何度も答えたことである。
『なんでも言ってくれ』と言われると、反射的に構えてしまう。
・ 何か言いたくても、何も言えない、あるいは言うことすら罪すら感じる。
・ 何か言ったところで何が変わるのだろう?おそらく自分に有利にはならないであろう。
 
結局「ハイ・・そうですね」という、バラエティの緊張したゲストみたいにならざるを得ない。
言いたいことを言って、それにきちんと対応してくれる。
そういうのを「風通しのよさ」というらしいが、会社の多くが掲げている、
ということはつまりは「目標」なのだ。それも努力目標である。
『なんでも言ってくれ』とは、『何も言うことはないだろう!?』というのと含みは同じである。
人事考査とか定期面接の類は、つまり株主総会と同じで「異議なし」以外は切り捨てられるのだ。
雇う側からすれば、文句を言わず、黙って働いて帰るのが人材なのだと思う。
休む、壊れる、使い方が判らない。
今,ボクは人材ではない。
 
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両親が応援にやってきていて、家事全般をしている。
妻も眩暈を押して頑張っている。
子ども達は気を使っている。
そんな有り難い・有り得ない応援の中にいてボクは倒れようとしている。
「ボクは頑張ってきたのかな?」
声が出ないくせに、かすれた自問が口を付いて出る。
自分は甘えに浸りきった怠け者なのだ。
誰かにどつかれないと目を覚まさないのだ。
 
妻は言う。『頑張ってきたし頑張っているよ』
両親は言う。『あんたは何も悪くない』
 
外に出て一服する。
涙がでる。
違うのだ。
ボクを褒めないでくれ。
ボクは何もできていないのだ。
家族に何もかも押し付けているだけだ。
背中を誰か支えてくれると、知っていて倒れようとする卑怯者だ。
家族を導くべきが、なんというザマだ。