ブログとは
土日は基本、記事を更新しない。
子どもが休みなのでそっちを優先して余ったら書く。
では普段はブログを優先するかというと・・・しない・・・すみません。
ブログは気が向いたときに開いて、気の向くままに書くものだと思う。
別に義務ではないし、誰に向けて書いているわけでもないのだ。
偉くなったもんだ、と自分に少し腹が立つ。
ブログを始めた5年前の、それこそ最初の数週間は苛立っていた。
どうすれば読みに来てくれるのか?
どうすれば自分の書きたいことが書けるのか?
どうすれば半分でもその半分でも相手に伝わるのか?
・・・
人気ブログを徘徊しては、ボクにないものあるものを探しては焦って、
つまらないブログを見ては、どこかつまらない次元で勝った気になっていた。
全くつまらないブログだったと思うし、今もつまらないと思う。
変わったことと云えばあまりないのだが、
せめて読まれることを意識して少しは責任(文責)を自覚するということ。
そして、自分がそう言われたらどうなるのか?という立場を意識する様になったということか。
死にたい、というヒトに、じゃぁ死ね、とか、死ぬって云う奴ほど死なないとかは書けない。
死にたいヒトは死ぬのであり、不安なヒトは不安なのである。
ホントにそうなのか?という判断をする場所はブログではないと思う。
個人の感情を、どこまでも個人が支えていくのがブログであり、そうすべきだと思う。
死にたいかも・・、いう共依存的な、どこか脅迫めいたメッセージもあるが、そこを批判する気も無い。
ボクがそうだったし、今もそうだからだ。
ボクも色んなことに興味があって色んなことを書くが、ブログの分はわきまえようと思う。
政治がどうだ、経済がどうだ、芸能人が云々かんぬん、そういうことは書く。
ただ、ブログというのはどこまでも卑怯な飛び道具である。
政治を批判したければ、公の行動で示すべきだし、悪口は聞こえるように言わなければ黙るべきだとも思う。
ブログで言うべきは「個人の範囲」での思想や表現であり、
それはどんなに大きくなり影響があっても「たかが個人」の範囲なのである。
持論を大きく展開して、支持されても、公で認められなければ自己満足以下である。
かつてココも荒らされたらしいが、それはボク個人への攻撃であり、特に卑怯だとも思わなかった。
悪質なものはしかるべきに通報して、どうでもいいものは放っておく、
そういう姿勢がまた、悪意の?訪問者を逆なでしたこともあったらしい。
なぜ心底怒らないのか・・と問われても、そこまでのモノじゃない、というしかない。
閉鎖させるぞ、と脅されても、何のデメリットもないので、御気の召すままというしかない。
ブログは公には一文の価値もない、あると思うものは書くヒトのプライドだけである。
ブログは義務ではないし、自分を表現する一部であるが全部ではないのである。
そうやって書いている。
なぜ今日書いたかというと理由は簡単である。
ふっと開いてみたら訪問者が30人もいた!
開いていない店に30人も来てくれたのである。
公の場所云々以前に、ありがたい、ただありがたい、それだけである。
最近人気?のブログからも訪問頂き、ゲストブックなるものにメッセージを頂くが、どうも考え方が違う。
訪問者が一日に100人や1000人も来る「人気店」のわりに無責任なのである。
どうしたらもっと客がくるか?もっとファンを増やせるか?ほぼ、そればかりなのである。
ボクのトコにも何回か3桁のヒトが来てくれたが、ボクはびっくりした。
そして店を開けなかった(更新しなかった)のである。
沢山のお客が怖いのだ。常連さんの肩身が狭くなるのが怖いのだ。
ブログの「分」が壊されそうで、怖いのだ。
ボクのこのブログとは、何年か先も、華やかな有名店ではないことは断言できる。
ボクは・・多分つまらないがクセになる喫茶店を目指している。
レトロな外観で・・狙ってそうしたわけではなく、ボクがレトロなだけのそういうレトロである。
何も頼まなくてもいい店で、「灰皿とマッチだけコーナーが」中心と隅っこにある。
今日はパーッとやりたいヒトは・・・厨房で密造酒でやってもらうが、基本パーッとしたいヒトは来ない。
常連さんは皆、うつむいてやってきて、不味いとも美味いとも言わない店である。
たまに若いキレイな客が来るが、常連がチラッと見ると帰っていく・・・陰気だがいいなぁ・・理想だなぁ。
そして常連さんは、少し毛色の違う(らしくない記事)モノに鋭く目配せしてくれるのである。
多くを語らず、決して見捨てず、そういう温かいヒトたちである。
今日も雨だなぁ・・。
そうやって玄関を少しあけると、随分と足跡がある。
気まずいけど、とても嬉しいからよし開けてみるか。
そうやって今日まで来た。
実際に喫茶店でバイトをしていたが、常連が二桁というのは凄いと思う。
一日に20人も30人も来る、というのは凄まじいことこの上ない思う。
汚くてせまい店だが今後もよろしくお願いします。