MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

誰だチャングンソクⅡ

グンテチャンの記事で「人種差別!」との発言を結構もらった。
コメントが少ないのでむしろ歓迎である。
 
グンテさんのことは全く知らなかったので失礼ながら少し調べてみた。
韓国でも結構情報管制があるらしく、ハングルでも中々情報はない。
俳優としては年齢が若いこと、出生と生い立ちと今のサクセスがあまりつながらない・・ぐらい。
年齢のことは子役としてデビューが早かっただけ別に不思議はない。
日本でも芦田なんとかちゃん(失礼・・名前はホントに憶えないのだ・・)が稼いでいる。
問題はない。
高卒で専門学校に行って、運良くすぐ働いても40年以上は働く。
ソレを前倒ししているだけだ。
子役は5歳からなら、45歳くらいで労働を終る計算になる。
普通は変形でも、年功序列、あるいは年棒制で「一番能力のあるときに一番所得を得る」ことになる。
若い年齢で能力(商品価値)が認められれば、そこが所得のピークになる。
子役が出すぎだとか、AKBがうざい、というのは確実に青年や中年の嫉妬でしかない。
普通に働ける20代や30代で、子役や俳優におなじく就労機会があるかというと・・難しい。
子役で終ってしまったヒトこそ、とんでもないリストラに遭っているのである。
グンテさんの場合は、子役でも大した当たり方はしていない。
俳優としては、韓国特有の「俳優エリート養成所」を出ていない分だけ、若い。
それだけである。
80年代の日本のドラマこそ最高!という余計な指導鞭撻を受けていない分だけ、新鮮かもしれない。
整形については根拠がないが、少しぐらいいじっているらしい。
まぁ天性の不細工は、どういじっても不細工なのであるから、化けるだけ素材は良いのである。
ボクは女装みたいにメイクした事がある。どっかで記事にした。
一流?のメイクアップのヒトが女装を手伝ってくれたのだが、
時間だけかかって「素材が悪い」という結論になった。
芸能人も手がけたその女性は言っていた。
『見られていればカオは変わる。ソレを整形だと言うなら言わせておけばよい』
とのこと。
なるほど、芸能人は売れればどんどん顔が変わる。
コレは調べたのだが「見られることでホルモンバランスは大きく変わり代謝も変わる」のが常識らしい。
良く広告で「50歳!?と驚かれ実年齢には見えません」というのを見る。
合っている。
何らかの処置をして変わったのである。
少し変わったのはカオや肌で、大きく変わったのは「ものの考え方」であろうと思う。
それまで見る一方だったのが「見られる」ことを意識するようになる。
そうすると脳の血流の動きそれ自体が変わるのである。
キレイなヒトはもっとキレイに!とはそういうことである。
若作り、という言葉があるが、若作りできるからするだけである。
何のマジックも効かない!と自分で諦めていれば、脳もそうか・・と諦めるのである。
繁華街でブラブラしてスカウトされることは余りないが、
ブラブラと視線を気にして歩くことは少なくとも脳には良いということだ。
 
脱線した。
 
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韓国はソウルとプサンの2大都市が要衝である。
ソウルへの集中はすさまじく、東京ほどではないが、文化についていえば極端である。
経済効果もソウルへの集中が酷いくらいに重く、プサンはどうにもぱっとしない。
ソウルで受けた文化は、ソウルで消化され昇華されて、ソウルで償却され、焼却される。
忘れた頃にプサンに飛び火するのである。
札幌と旭川みたいである。
政治的思惑は別にして、経済としては一都市だけで循環させるには限界がある。
そこで日本のカルチャーを流して撒いた。
元々カオも性格も近いの、うまく行ったのである。
韓国は儒教性格が強い。古きよき頃の日本の性格である。
親兄弟を大切にし、勤労を尊び、自らを謙遜する。
「修身(今は道徳)」の教科書そのままなのである。
ソコからの輸入品が日本でヒットしないわけがない。
ひたむきさが年寄りのハートを掴む。
能力もないのに横柄な日本の若者に比べて、若い世代にも韓国俳優は可愛かった。
それだけである。
違うのは「周囲へのカオ」である。
日本の役者は、公私を分けてうまくやるらしいが、外国人はそうはいかない。
何せ日本では24時間「公」であるのだ。
では、韓国を例にとって、韓国ならどうか。
日本のメディアがくっつくへばりつく。
(母国では大物俳優はきちんと国内で稼いでいるから)若い俳優は「出待ち状態」。
露出すれば徹底的に「カオ」を作らなければならない。
整形ではない。
「見られるという脳」を酷使していくわけだ。
コレが人間としての彼らにどういう影響があるかは・・悪いに決まっている。
たとえは悪いが、ヌードのモデルを毎日毎日やっているようなものだ。
そして、毎日あぁだこうだ、と論評される。
引っ込めば、頭がおかしい、とか、高飛車だ、とか言われる。
GDPでもGNPでも比べれば判るが、韓国は先進国ほど富裕ではない。
日本で少し稼いで、帰ったから働かずにいい暮らしができるほど、土壌が肥えていないのだ。
 
グンテさんはまだ24歳?であるらしいが、30まで同じ位置はキープできないと思う。
その責任はひとつは日本にある。
国産じゃないからと言って、目移りしすぎなのである。
ジャニーズやAKBを見てみるが良い。
「飽きた」のひとことが怖いがために、量産も甚だしい。
石を投げたら関係者に当たる日も近い。
本来芸能人は少数精鋭であって、そうじゃないと市場が成り立たないのだ。
秋元氏はソレを承知で、大量生産を仕掛けているから、大したタマだと思うのだ。
・ 飽きる前に次を出す。次に移れないだけ投資してしまったファンはしがみつくしかない。
・ そして、飽きられて捨てられても、芸能「界」には痛痒もないのである。
 
ふたつめは韓国にある。
日本に行かなければならないのは、古い世代が潔く席を譲らないからだ。
若い者と同席も困る、というのでは、古い日本の悪いとこ、そのままである。
日本で才能を認められたなら、母国でも認めるが良い。
「外国じゃ売れたかも知れんがウチではまだまだ・・」などと言っていると取り返しが付かなくなる。
ロシアは、しぶったツケで科学者を失ってきた。
日本は飽きっぽすぎて文化を腐らせてきた。
どうにも若い歌手や俳優が気の毒に思えてきた。
若くて稼いで何が悪いのか?
ほんの一時期たかが10年ぐらいガンガン稼いでも良いではないか。
ボクなどウツ人であるから、うらやましくてまぶしいぐらいである。
もっと稼いで、大勢の税金分を払ってくれ。
いや、こういう考えがあるから、未だに、高所得は高納税、という不可解な現実があるのだ。
稼いだら稼いだ分だけ自分モノになる、そうならなければ誰も稼がない。
ボクは低所得であるくせに、金がないと文句を言う。
きっと高所得者はもっともっと文句があるはずだ。
なぜこんなに払うのか?と。
売れてるヒトはきちんと納税額を出したほうが良い。
一年に一回ではなく、顔が出るたびに「3億円納税」とか出せば良い。
「ははぁ・・さようですか・・参りました・・」という尊敬と畏怖が視聴者には必要である。
 
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若者がいつまでも元気に同じステージで働く。
当たり前だったが、当たり前ではなくなった。
演歌歌手のように長い目で見て醸成してあげないと、俳優にも失礼である思う。
一曲だけ当たれば、一本だけ当たれば、死ぬまで食える。
そういう食べ飽きない、この一品!みたいなヒトが欲しい。
 
 
 
倒れるなよ。グンテチャン。
親善特使など、政治的思惑に乗ることはない。
カオだけ使おうとする輩にはアカンベーしてやれ・・できないだろうが。
倒れるなら母国で倒れろ。
今の日本は捨てることしか考えていない。