するものか「させられる」ものか
先週の通院でまだ半ば、いやほぼパニック状態にある。
ボク自身がおかしくて、会社こそが正しい、そんな気になっている。
通院でまた心的外傷を受けた・・と思う。
ホントは、いや大原則で通院とは、患者と医師の間で成立するモノである。
ボクの会社は『医師と話がしたいから医師にアポとっとけ?』と言う。
自分たちは何もしない。
自分たちの都合だけがある。
ウツ人をクビにしたいけど、はっきりと「もう治りません」との確証が欲しいだけらしい。
ウツ人は治りません、と精神科の医師が言うかボケ。
それでもダメなら「仕事は絶対にできません」という確証が欲しいだけらしい。
(仕事ができない保証は、お役所に提出する生活保護とかの論拠証拠にはなろうがボクは要らない。)
(どうにかして仕事したいから、家族を雨風雪からせめての希望である)
ボクの医師もボクの意志を知っているし、仕事が無理とまで考えていないからそんなことは言わない。
『俺たちだけで医師と話をつけてくるからお前は来なくていい』
ほぉ・・患者を無視して医師とサシで会社の都合だけの話をしに行きますか。
ボクは黙っていたが上司が言った。
『あのな・・普通はお前も行って診察してから、俺らが行くもんなのか?』
ふーん・・あなた達の常識ってM88星雲だな。
先行して行ったボクは、診察の最中パニックに陥り言葉があまり出なくなった。
医師はいつも笑顔で感情を出さないが、珍しくむっとしていた。
ボクに対してではないらしい。
上司と産業医がやってきて言う。
『おい、すぐに医師と話せないのか?』
「他にも患者さんがいますし・・」
ボクは倒れたかったがこらえた。倒れたら「思うツボ」なのだ。
産業医が言う。
『顔色が、いやすっごい顔してるよ(笑)?』
(笑)はどこから湧いてくるのか?さっき自分の顔でも鏡で見たのか。
上司たちが医師と話しだしている間、ボクは待つ。
いったい何を医師にぶつけているのか?何をどんな有利な言葉を引き出したいのか?
上司は戻っってきて言った。
『俺たちがいつお前にストレスを与えた?おかしいだろ?』
『そんなわがまま、どこの会社でも通用しないぞ?』
『辞めろって・・・言ったかも知れないけどお前のため!お前を買っているからこそだろ?』
『プレッシャーのつもりは少しもないぞ?』
『働かせてくださいって聞いてるけど、これじゃ先延ばし・・だ』
『何が何でも働きたいなら、ストレスとかプレッシャーとか、わがままだろ?』
ボクは絶句していた。いや、そんな小さな言い訳を聞く気も返す気もないのだ。
待合室で2時間近くも打ち合わせ?に付き合った。
つまりは「会社は悪くない」という言い訳にお前もうなずけ!ということ。
うなずけなかった。
上司は帰るとき捨て台詞を残した。
『お前の作文な?書き直したアレで良しとは言ってないからな』
つまりどこまでも書き直しなのだ。
学校のムカツク先生にそういうのがいたなぁ。
書き直して来い!と言って、直すと前のほうが良かったと言う。
そしてまた書き直すと「お前は言ったとおりにしか書けないのか?
俺が死ねって言ったら死ぬのか?」と言う、子供より子供な先生、アレだ。
そういうヒトに付き合うとエンドレスワルツだ。
こっちはエンドが決まっているから、エンドレスには付き合う時間はない。
今も作文を書き直している。
何枚も作っておく、そう、何枚も・・。
こんなことって何なんだ。
例えるなら「私の夢」という作文を何度も書き直しさせられれいるようなもの。
通院にしろ、作文にしろ、人事上の希望にしろ、病状にしろ・・
「こうしろ!こう書け!」とさせられるものなのだろうか?