何が大切なのか

命より優先すべき何物もない。

いつもボクは家族を優先してきた。

が、考える。

ボクが幸福でない限り、家族の幸福はないのだ。

不幸なしけたツラした父親が、会社の文句を言いながらパニくっている家庭。

ちゃぶ台の前にも座らずウロウロと虚ろな目で徘徊する父親。

そういうのを当たり前に見て行ったら、誰でもまともでなくなる。

妻しかり、娘息子しかり。

家族を幸せにしたければ、まず自分が充実しなければ。

他人を呪い、ウツ人としていつもどこかに逃げ込んでいる。

 

 

逃げるとは簡単。

でも自分はどこまでも追いかけてくる。

追いかけられるのはもう飽きた。

 

 

ここのとこずっと頓服すら効かず、眠剤はODでも眠れない。

どこが父親なのだ。

どこがヒトなのだ。

生きることを最高に感じているうちに、生きてさえいれば何もできなくてもいいと甘えていないか。

前に、ただ前に進むんだ。

振り返っても過去は何も変えてくれない。

過去は現在を肯定してくれるが、未来を否定ばかりする。

進もうと思う。

家族のため。

それだけを見えないが武器にして。

止められてたまるか。

いつだって倒れない柱はなかった。

壊せない壁はなかった。

根拠のない自信と、一足飛びにしか走れない脚。

それでいいのだ。

迷わない。