MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

北海道新幹線

「新しい彼氏のこと聞いたわよ!?イケメンでスタイルも良くって何より若いんだって?」
 
『いいことづくめなのよねぇ?ただね・・今のダンナとは別れないとね、結婚できないんだってさ』
 
「そりゃそうでしょ?」
 
『いや・・でも今のダンナも悪くはないのよ?色々と融通も利くし・・』
 
「あぁ、判るわぁ。通じるのよね?全部言わなくてもね?」
 
『そうそう!あのアレある?って言っても「あぁアソコの例のか?」なんてね・・』
 
「別れるってなると、少し惜しいかもね?」
 
『そりゃ新しい方もいいけどね。今のダンナにも義理というか、ホラ・・・何というかあるでしょ?』
 
「両方と付き合っちゃえばいいでしょ?」
 
『付き合うなんていや!私は両方!と結婚したいの!』
 
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北海道に新幹線を!と熱烈な誘致を行い、函館までの延伸が決まった。
が、そうなると「在来線は廃止」というのがJRの基本方針であるらしい。
 
新幹線の旨みは全部欲しい。最低でも札幌、いやどんどん延ばして欲しい。
でも在来線を捨てるのは嫌だ。新幹線の駅ばかりに観光を取られたくない。
どうも、なんだか、しっくりこない。
新幹線が通れば、カネもヒトも必ず集まる。
そういう論理はどこからくるのか。
 
『いや、私は両方!と結婚したいの!』
『付き合うなんて「キープ」みたいで嫌!絶対に嫌!』
 
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どうにも、だだっこみたいだ。
不採算路線というのは廃線となっていくのが経済の理屈で、そこに私情はない。
例えは悪いが「付き合っても、一緒にいても、金ばかりかかって実益がない」というヒトは実際にいる。
「不採算彼氏」とか「不採算彼女」という言葉がないだけだ。
離婚の理由に「不採算」とあれば、もっと自由になれる男女は多いと思う。