MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

サンタとレンジャーキー

クリスマスイブというので出かけたくなかった。
この時期に慌ててプレゼントを仕入れているサンタは、おそらく三太である。
身体が太い・図太い・のび太、である。
太いと億劫なので行動が遅くなり、自分が遅いくせに全責任を転嫁し、どこまでも他人任せなのである。
クリスマスの特売に合わせて財布と相談して、値崩れしたような商品を買うサンタ。
ソレをエサに子供に、勉強しろ!と自分ではできないことを言うサンタ。
言うこと聞かないとサンタさん来ないぞ!というサンタ。
自分で言えないことを、サンタのせいにしてアメとムチ、いや無知を使い分けるサンタ。
 
親がサンタを信じていないから、ソレは子供にキッチリ伝わる。
 
子供を連れてオモチャ屋に行き、選ばせておいて、『ソレは受験受かったらね?』と言うサンタ。
子供にハードルを与えて負荷をかけて「報酬」として何かくれるとしたら、ソレは労働であり、クリスマスは関係ない。
サンタ大迷惑である。
 
さて、ゴレンジャーから脈々と続く戦隊シリーズ・・
そうそう、週一、日曜に敵と戦ってきっちり一年かかるあのシリーズである。
そう、その戦隊シリーズは、今や大変である。
ワンピースが「世はまさに大航海時代」と言ったから、レンジャーも海賊戦隊になった。
外国でもやっており、外人が変身するのもあり、こちらは裏の裏で本当の海賊版戦隊である。
ゴーカイジャーはレンジャーキーというカギを携帯電話に挿入して回して使って「変身」する。
35周年の今年をフルに使って「35戦隊全部」に変身するのである。
レンジャーキーは200種類近くあり、キーも同じ数。衣装持ちのコスプレイヤーもビックリである。
ジャッカーのビッグ1は無論、正規の隊員ではないレンジャーも「追加戦士」として登場する。
そうそう、赤青黄緑桃で終らずに白とか黒とかもっと赤とかいうあのオマケである。
オマケのクセに正規隊員より強いから重宝され、追加戦士が出れば物語は新展開となる。
商売上手なのか盗人猛々しいのか、追加戦士がでるとオモチャも増え、サンタは苦しむ。
ゴーカイジャーはゴーカイシルバーという海賊見習いが追加戦士である。
オマケの分際で追加戦士全員を、全身にまとう「再変身」をして・・でも負ける。
ゴーカイシルバーが不人気で、レンジャーキーがシルバーだけ大量なのは、そのせいである。
演じる俳優が、さかなくんを金髪にしたような、私生活はオネエっぽい?そういう理由ではない。
 
何が追加戦士じゃ!口寂しいから「もう一品」のくせに!
 
 
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(金がないのでどうも現代おもちゃ事情に本音がでてしまう)
こういうのがレンジャーキーで、コレは↑ ゴーオンシルバーという。
ゴーオンジャーというのに出てくる「もう一品」であり、イカゲソのような存在である。
もう一品のくせに、シルバーの名の予想通りゴールドと「つがい」である。
ポテトフライのようなゴールドとともに現れて、腹一杯なのについつい手が出るにくい奴らしい。
サンタからすればこういう「もう一品」はない方が良い。
お会計してくださぁい!!と叫びたくなる。
・・・なのに「よくばりなもう一品」みたいな、商魂逞しい所を垂れ流される。
 
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ゴーオンゴールドシルバーとかいう「唐揚げとポテトの盛り合わせ」みたいな、お得なもう一品である。
こいつを見たときはもうお腹は一杯で、財布はとっくに空っぽであった。
子供たちの指摘をボクは無視。
シルバーはリサイクルで105円で買ったのがあった。
 
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塗った。
隠れて塗って、ひそませておいた。
これは子供だましであるが、だますのは子供であるから問題ない。
が、子供たちはだまされず、長く『シルバーがいなくなった!シルバーもどきだけ・・』と訴える。
もどき、とか言うな。
今日、やっとシルバーを105円で見つけた。
105円というとこが大事だ。200円では定価だ。
 
が、子供たちはだまされず、『顔と身体が違うんじゃない』と訴える。
 
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『顔はボウケンシルバーだけど、身体はゴーオンシルバーだよ?』
 
知らんわ!?そんな・・・ぁぁ・・細かい!
 
顔がガンダムで身体はジムぐらいのもんだろう?問題なし!
身体はどこの誰のもんでもチャングンソクの顔なら問題なし!
「もう一品!お隣とは違う、お徳で欲張りな一品!」
そういうことで納得して欲しい。
 
ボクはサンタではない。
ヨンタである。