松田聖子って誰だ?
松田聖子さんが結婚するらしい。
何度目であろうがめでたい。
結婚したいのに一度も結婚せず、
ともすれば好きなヒトも見つからず生涯を終えるヒトが多い中、いや稀有なヒトである。
ボクは芸能界にうとい。
未だにAKB48は「アッカンベー48歳」だと思っている。
子供の頃から女優や俳優、歌手など全般にうとく、結構からかわれた。
松田聖子ネタを知らないと会話が成立しないという不幸な時代があった。
女子にかこまれてウンチクから、いかに聖子ちゃんが素晴らしいか語られた。
ボクは聞いたらしい(後で知った)。
『ところで松田聖子って何組の、誰のお姉さん?中学?高校?』
あんまり詳しくて、興奮しているから、身近な芸能人だと思ったのだ。
女どもは絶句し、失笑し、爆笑し、そして絶叫して、ボクへの罵倒になった。
どうやら勉強やガンダムは知らなくても、聖子ちゃんは必須であったらしい。
ボクは、適当につなげて関連付けて、勝手に物語を作って、それでよし!!
という至極いい加減な思考回路を持っており、ソレはきっといつまでも変わらないと思う。
そしてもう成人にもなろうというときに聖子さんは、まだアイドルであり、ずっとアイドルである。
年々若くなり、スタイルも変わらず、人柄は深化し美声は磨きがかかるばかりだ。
そうなってくるとボクはもうすっかり「物語」を完成させ、今はソレを事実としている。
こういうことだ。
松田聖子はロボットである。
本物(人間)は、狂信的なファンにコンサート会場の裏か、結婚あたりで殺められてしまう。
しかし、松田聖子という存在は当時余りに大きく、市場は巨大でありすぎた。
ゴシップでさえも「聖子精巧に整形」とは書けても「聖子死亡!」とは書けなかった。
日本中のお茶の間のパニックを恐れたからである。
幸いにして殆どの生体細胞が生きていたのでバイオーグとして当時の技術が結集された。
少しのブランクを経て、歌姫SEIKOは復活するのである。
次にロボットにどうやって結婚させ、ごまかすか?という課題が出てくる。
そこに出てきたのが石原軍団の中核にして義理任侠に深い雄、神田氏である。
郷ヒロミでは『うわーロボットだよ!?』と一晩でばらしそうだからである。
神田氏はバイオーグを理解し、ヒトとロボの狭間の彼女を理解し、陰に徹して支えた。
娘の顔がでかい、というのは何も知らない世間のアホタレであり、ソコに至る苦労を知らんのだ。
歳を追うごとに「聖子チャンにはハイライト(ライトを多く当てる)が多すぎる」とか、
「スタイルが良すぎる!余りに細すぎる!」とか言われるようになったらしい。
当たり前である。
民衆は、携帯の小型化を良く知っているくせにロボットの高性能化にうとすぎる。
聖子ちゃん補完計画の技術者だって、もっとふっくらさせたいに決まっている。
ところが、ここ10年ほどの「痩せすぎが理想」という病的な流行は、いかんともしがたい。
だから歳の割りに細すぎるスタイルを選択せざるを得ないのだ。
ライトを当てすぎる?
(プリクラではバリバリ「白くして小顔にする」くせにうるさいよなぁ民衆は・・)
原子力にうるさすぎる今は「機関部=ソーラーシステム」が主流であり、ライトは眩しいくらいがいいのだ。
おばちゃんたちも
「セイコチャンはいいわよね~芸能人だから、お肌にも色々金を使えてさ!!」
などと的外れな嫉妬をしないで欲しい。
聖子ちゃんだから、巨額を投じても維持する必要があるのだ。
おばちゃんやおじちゃんを量産しても、人的公害でしかなく、レアメタルの無駄遣いである。
見事なバランスで自立し一輪車を乗りこなす。
民衆をごまかすには、この辺の技術しか披露できないのが悲しいところであろう。
ボクは、ヒトである。
今日は余りに波が長く大きいので「注射」をうってきた。
注射や投薬、睡眠と食事、カウンセリングに自己節制・・ウツ人にはいろんなバランスが必要だ。
ボクは人間であるので中々に面倒くさいなぁと思った。