MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

FSSラキシスつくってみた・・

この時期は色々とイベントが数多く催される。
ラソンや○○グルメに限らず、絵画や彫刻とか、
アングラ系も何故かこういう春でも夏でもない時期を好む。
そうだよなぁ・・と思っていてふと気付く。
 
球体関節人形はどうなっているのか。
FIGMAの関節とか、ロシアの新式の関節とかをホー、フーン、すげぇ、なんて見ているうちにすっかり消費者。
つくるヒトから、眺めて文句だけブツクサと漏らし金は払わないという、
「一番卑怯な消費者でも評論家でもない存在」に成り下がっていたわけだ。
 
つくってなんぼ、凹んでなんぼ、そして踏ん張って少しでも納得いくものをまたつくる。
これがつくるヒトの「世界」であり、そこへ「卑怯な存在」を含め全ての思想を踏み込ませないヒトを名人という。
 
さて、多くの趣味人に漏れず、第一作、ボクは第一子?に気をかけすぎているようだ。
とりあえず人間離れした宇宙人体型をつくろう、とまでは決めて、そこから一気呵成だった。
敬愛する永野氏のFSSで誰かに似せよう。
そう思った途端、似なくなり、純粋なつくるヒトとしての意識が消失した。
そして、もうどうでもいいや、と思ったときに、自立してくれて、表情も出てきたのである。
 
イメージ 1
 
ずっと衣装ばかりに創作熱がいく。ドールより衣装なのかも知れない。
ファッションの話は永野氏が大好物らしいから、その辺にも萌えているのかもしれない。
 
イメージ 2
 
とりあえず・・・の二等正装のまま今も鎮座しており、暑苦しい。すまないなぁと思う。
湿気に無縁な北海道ならではの、保管管理のズサンさである。
ベルベットっぽい生地のお値段というのは、ボクの懐には痛すぎて、
リサイクルでヒマを見つけて女物を物色するという徹底した貧乏根性な不審者である。
一等正装は婚礼儀用であるが、いきなり嫁に出す着物は親としてきつい。
 
イメージ 3
 
ボクはゴシックが大好きなので、こういった和モノのトーションレース系の衣装も好きだ。
ゴスロリはゴシックじゃありません!ロリはロリでゴシックはゴシックです!
ゴシックだとどうしても手持ち蝋燭だとか十字架とか聖杯(逆さ聖杯ね)とか墓場の柵?風のイメージが先行する。
ゴシックとは、思うに、ただの貴族趣味で、その上本当の貴族趣味ではないと思う。
デコとかヌーボーあたりの「少しだけ貧乏臭い豪奢」という定義しがたいものであるが故に、輪郭は明確でない。
輪郭が営利でないとイメージが先行する。
ボクはメタルやパンク大好きなくせに、髑髏ガイコツと血や有刺鉄線、十字架の組み合わせが苦手である。
苦手と言うか、余程のことがあっても「ごめんなさい」となる。
血は痛いし、ガイコツがあるところには十字架はないと思うのだ。
 
今は和風?の子が製作佳境である。
毎日洋風のフルコースでは、口寂しい、胃が痛い、お茶漬けが恋しい。
納豆と梅干を好む日本人であることが少し誇らしい。