MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

産業医の役目と現実

昨日が産業医が指定してきた面接日であった。
ここのところ休みがこんでいたので、心配して最後に時間をとってくれた。
 
の・・ではなかった。
 
『何で具合が悪くなったの?何で?仕事じゃないよね!?』
『人間関係でもないよね!?今は最高のはずだよね?』
『以前、「今までで一番仕事をこなす自信あります」って言ったよね!?』
『どういうこと?(私は)どう説明すればいいの?何?あんた何!?』
 
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畳み掛ける産業医
ちなみに小手で塗ったような化粧で、付けまつげ増量中、良く素性の判らない女性である。
ボクは、すぐに、あぁ自分の責任ではないと、そういう言葉をボクから引き出そうと。
そういうことであろう、と思った。
先々が読めるのは、臆病で悪い方に考えるウツ人の特徴である。
そして、それは的中率がアイスより遥かに高い。
ボクは言った。
 
「理由が欲しいんですよね?先生は全力で尽くしてくれたのに、ボクが自壊した、そういう理由が。」
 
産業医は色を失ったが、顔色は真っ赤で香水のニオイが立ち込めた。
 
『・・・なにその態度!!?あんた・・失礼じゃない!!??』
 
もう分かち合えるものはないととうに判っていたが、義理は通したいので話す。
オエラの呼び出しと圧力が厳しいので、少しでも助力願いたい、そう伝えた。
 
今日、オエラからカミナリ。
 
『オレはな!会社として、同じシマとして、お前を気遣ってぇぇ!』
『オレがお前に、そのなんだ、頑張れよと口は悪いが、そういう意味で言っているのに!俺のせいか!?』
『お前、お前なんて、こっちと戦ったって勝てる相手じゃないんだぞ!?』
『何を怒っていやがる!お前なんていなくたってぇぇ!!』
 
怒っているのはそっちである。
ボクは悪いがそっちより、おそらく多分、比較的冷静である。
 
今日の教訓。
 
・ 産業医というのは、医師と同じで患者の立場にならなければなりません。
・ が、会社のいいなり、どころか、内密の相談もダダモレです。
・ 大げさにチクるだけなら、医師である必要はないです。子供でもいいです。
 
味方が欲しいと思ったことはない。
ただ、ウツ人を、自分たち会社から隔離して敵視し、排除するのなら、ボクは黙らない。
ウツ人は、耐用年数を過ぎた原発ではないのだ。
何となく嫌だ、関係をなくしたい、とかいう乱暴な理由を、ボクは許さない。
単純すぎて幼稚にもなっていない。
 
個人的には逃げるくせに、会社組織となると、すぐに戦い、そして「潰し」という勝利を欲しがる。
どこの会社も同じで、どこのウツ人も似たようなのだろう。
だから、ウツ人は増えているのに、多数決という、とんでもない民主的な方法で切られるのだ。
まだまだ、ボクでもやれることはありそうだ。
 
仕事に行くと、結構「バリバリやりすぎ」に見られているらしく、声をかけてくれる同僚はいる。
なんだ、味方がいるじゃないか?
北海道の空は青くて高い。
気温も高いが・・
花に水をやりながら思った。
心だけは渇ききりたくない、そう思った。