MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

堪え難きを~ウツ人版

会社から「休んでもらうことになる」と言われた。昨日の話。
先月の同じ頃、声も出ず身体も動かなかったので、妻に会社への連絡を頼んだ。
「診断書をとってこいだって・・」と妻。
主治医まで妻に走ってもらって(100キロ)診断書を頼みこむ。
主治医曰く、
『なんでまた症状がこんなに・・』
原因ははっきりしている。
産業医の面接でも言ったが、調子を崩し始めていたボクには判っていた。
「オエラが頻繁に面接する。圧力を感じる。仕事をしていても呼び出されて詰問される。調子に乗るなと・・」
調子に乗っていない。勤務中は全てのパワーを仕事に注ぐ。ソレが一般常識だ。
やりすぎる、それはいかん、鼻に付く、反論するなというのでは、仕事など進まない。
産業医はオエラに相談してみるといい、それが「ガキの使い」より幼稚であった。
チクッただけである。
オエラは激昂し、毎日呼び出されるようになった。
仕事する時間はどんどんずれこむから、バリバリ社員にならざるを得ない。
残業するな!いい気になるな!・・・しかし、あなたが原因だ。
オエラは一考し、いや権力を振り回す方法で更なる権威を欲した。本社の産業医である。
本社産業医は高齢で、おそらく戦後の精神医学で思考は止まっている。
『やめなさい?あなたのためだ』
ボクは屈しなかった。家族持ちにそんな選択肢はないのだ。
産業医も仕方なく『ここで頑張ってもらう、ただし「いい医者」を紹介するからソコに行きなさい』と言った。
いつの時代もどの書類でも、この「ただし」がクセモノだ。
紹介されたのは息のかかった医師。
ボクに選択肢はない。
勤め人ならわかるであろうが「権威・オエラが紹介した」というものは、切れないのだ。
ボクに面接を繰り返したオエラは「すわ」と色めき立った。
『あの偉い先生が紹介した、そこに意義があるのではないか!?主治医を替えろ』
とまくしたてた。
ボクに選択肢はない。
 
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はじめに処方された薬は全くあわず、それでも飲むしかなかった。
食べては吐き、眠れず、動けず、それだけの毎日。
数年前に戻った。戻されたともいえる。
また妻が言われた。
『診断書をもらってこい』
一ヶ月の黒で塗られた空白がきた。
堪え難かった。
死と絶望にはなれていたが、アレは、なれてもどうすることもできない。
苦しかった。苦しさを更に苦しむしか生きる道はなかった。
生ききった。
 
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そして昨日である。
直前にまた『はたらけるという診断書をもらって?』と言われたのでもらった。
医師は「はたらかないと会社にはいけないからね・・」と渋った。
渋られても、書類しか信じない、それが組織が。
が、会社は診断書を一蹴した。
『紹介されたエライ先生の薬が合わない?なぜだ?』
それは患者と医師の問題だが、会社はそういう思考は持っていない。
『仕事はできていたのに、何が原因だ!?』
(ソレはあなたが胸に手を当てれば聞こえてくるでしょう?もっとも一般常識があれば)
↑とはいえない。勤め人ならわかる。
 
会社側は続けた。
 
『一ヶ月の休みをとったものは、会社にはこなくていい、
そういうことになっている』
 
 
知らない・・知らされていない・・妻も聞いていないと言った。
『知らないはずはない』会社は続けた。
ボクに選択肢はない。
 
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現主治医に頼み込んでボク診断書をもらった。
会社が言うから金を払って、無理してもらったのだ。
 
「もう、お前はこなくていいのだ」
 
そういう結論がでているなら、なぜ振り回したのだ。
なぜ主治医を替えて、劇薬を飲ませたのだ。
診断書は、何に使ったのだ。
ボクは振り出しにもどったのだぞ!?
ボクは道化か?ごみか?
いや、それ以下、産廃ぐらいにしか考えていないのだ。
それが組織・会社。
長く患う、目に見えない病気。
それは社会というものにとって、十分に悪であり、駆逐すべきものなのだ。
ソレをもう10年も知っていて、知っていてもしかたなかった。
ボクに選択肢はない。
ボクに選択肢はない。
ボクが悪いのだ。
それが常識になっていく。