堪え難きを

体重が10キロ増えた。大した意味はない、不摂生である。
思春期には生意気に体重のせいにして、もてないのは顔と性格と要領が悪いと云う致命的欠陥をみようとしなかった。あの頃は毎月イベントがあり、テスト前は教師にへつらい、翌週にはその教師を吊し上げた。運動会に文化祭、頭にも身体にも自信ない人種には差別的なスケジュール。大半はクリスマスの数日後に神社に詣でると云う節操のなさだった。あろからかなり経つが、毎年繰り返す同じ行事に乾いた憂うつ。去年から何一つ変わらないボクに体重だけが増し、金もない。
自分だけで生きているなんて、浅はかな思い上がり。生かされてきましたと何故頭を下げられないのか。
もうすぐ終わるこの日が、かつて神だった人の声に国民が額づきむせび泣いた日だと云う実感がない。
天皇は国内でもどこにも一人では行けない。今は尚更。英霊にされた亡霊がお盆ついでに何をするか判らないのだ。
ノーモアウォー。