子供らのために

娘とプールに行く約束を反故したままである。

理由は体調不良。

それで納得される悲しさ。

いつから、父親の顔から体調まで察するようになってしまったのか。

鋭すぎる感受性はね・・ブツクサ・・いや、個性でいいんじゃないか。

娘のわがままは滅多に聞かない。

そうさせてしまった、そう考えること自体がボクのエゴであり思い上がりなのだ。

娘は娘らしく育っている。

 

息子は、まだ、約束を反故するために生きている段階なので安心。

であるが、こちらからの約束は守るようにしている。

アイス買う、とか、１００円のおもちゃ買う、とか。

大人は信用ならん、と、あの歳で植えつけるのは残酷だとの親バカである。

 

妻との約束はしない。

向こうはボクに期待していないのだ。

約束のレベルで、果たされるか否かは決められない。

 

何か子供らのためにしてやろう。残してやろう。

そういうのが、いつも子供らに良い結果となった試しがない。

ボクは、何か約束をしてはいけないのだ。

 

明日も父はいます。

それで約束を果たした。

と毎日思っている。