解散しなくてもいい

毎年、か、隔年でお決まりにような年中行事。

内閣が総辞職して、国会が解散して総選挙になる。

無論ＡＫＢではない。

 

憲法６９条には、国会の解散は内閣が行える、と読める風に書いてある。

内閣が、解散しなさい？と言わないと国会は解散できない。

じゃぁ、解散しなけりゃいいじゃねーか、と思う。

そうはいかないらしい。

衆院の任期を待っていたら、「政権（うまみ）をとれる旬の時期」を逃すんだという。

逃しゃいいじゃねーか。

誰も何も期待していないのだから。

今は民主党を国賊扱いして、自民党こそわぁ！とかしましい。

民主がヤワになってきている。チャンスだ。

一般には関係ない、時機とか好機とかで騒がしくなる。

早く解散して選挙すれば自民党は勝てるらしい。

どこの占い師が、そんな無謀無茶無責任を吹き込んだのか。

 

選

挙しても、あやしいラインというのがあるらしい。

受かって欲しいヒトに落ちられては困るらしい

だから選挙制度も毎年いじっている。

好きな子と一緒の学校に行きたいから学区を変える、そのくらいの自分勝手。

 

憲法の解釈も換えて数十年経つ。

「内閣が国会を解散させる」だけじゃなく、国会が自ら解散できるように苦心したらしい。

自律解散というらしい。

 

ここからＡＫＢに例える。

センターの立ち居地やメンバーの人選に意義がある。

ファンからの不平不満を吸い上げての総選挙では間に合わなくなる。

そうそう、内輪での不仲とかね。

あのことは並びたくない、とか、あのこは入れないで欲しいとかいうやつ。

それで

ＡＫＢ自身で、私たちの意志で、総選挙してメンバー決めます♪と言う。

自律解散、総選挙というやつだ。

秋元氏も広告主も、わわ！？となる。

勝手にやられては、興行に支障がある、だいたい勝手にやるな、困る、となる。

もっともである。

 

国民にも都合がある。

選挙なんかされても、行く暇がないし、解散を頼んでもいない。

投票するにもヒトがわからない。

そこで橋下さんなら知ってる・・となるので、知事がひっぱりまわされる。

 

毎年政治家は怒鳴る。

 

『国民の信を問うため、（自律）解散するしかない！』

 

政府に信（用）など大昔から、とっくにない。

誰も何も望んでないし頼んでない。

消費税も、上げるしかないと言われても、誰も賛成しなかった。

解散しなくてよい。

世の中は暑いし、電気が足りないのだ。

国会も節電した方が良い。