ラピュタ
息子が寝ないでごろついている。
テレビはつまらんし・・DVDでごまかす。
ラピュタである。
男の子は好きな女の子くらい全力で守りましょう、という趣旨。
今のところかじりついて見ている。
恐るべしジブリ。
ボクはジブリの子供向けのあれが苦手だ。
トトロとかポニョとか。
主役は少女なのだから、ホンワカメルヘンでいいものを、
すぐに少女乱暴嗜好の「宮崎節」がでてくる。
どうしてもあの宮崎とかぶって反吐が出るのである。
ラピュタでも同じで、シータは徹底的に痛めつけられる。
そこにビームでも出す超人パズーが、長身痩躯で出れば今風であるがそうはならない。
宮崎アニメの男主役としてきちんと「コナン」を演じる。
つまり、ありえない根性と身体能力でヒロインを救いぬくのである。
(良い画像がないな・・・嫌いなのしか・・カトリが良かった)
コレが代表作のナウシカになると、宮崎節は隠しきれなくなる。
ナウシカは王女という立場をふんだんに使われ陵辱される。
蟲や王蟲の形をして、大人の都合や強欲により、やられ放題にされる。
そこを、神がかった巫女宜しいなりをさせて物語を突破させていく。
巫女の奇跡までなら良いが、宮崎節は巫女をも許さない。
苦しめて、この世の業を彼女にだけ背負わせようとする。
徹底して「賢い少女が嫌い」なのであろう。
娘はトトロを観るが他は余り見ない。
トトロも『お父さんのお風呂のシーンが怖い』と言う。
仕方ない・・・あれが宮崎節なのだ。
息子は今のところラピュタを観ている。
早く寝てくれ。
メルヘン息子はかじりついている。
彼なら、ディズニーランドでも発作は起きなさそうだ。
ボクは未だにメルヘンやファンタジーがアレルギーだから。