オエラのひとこと
来なくていい!という。
「治るまで来るな」という暴言。
オエラのひとことで全ては動き、全てが覆る。
主治医の『完治せずとも出社は十分出来ます』との助言。
オエラは自分こそが正しいから、専門家の意見すら聞けない。
主治医は休みなさい、という。 オエラは気に食わない。
(主治医が替わっても言うことは同じものだ。)
主治医変更をさせても飽き足らず、投薬変更にまで口を出すオエラ、そして産業医。
医師に、入院させてくれ・薬を換えろ・治療方針を今すぐ決めろ、そうボクに言えという。
そんな馬鹿未満な事、自分で聞け。
(ボクは聞いた。入院すれば治るか?と・・・・『そんな画期的な治療も薬もないです』と医師)
産業医へ連絡するが、それはオエラへのチクリに変わる。
ウツへの知識のなさが何かを加速させ、ボクが入院しないことに苛立つ。
話がある!来い!出社しろ!という呼び出し。
医師は行かないほうが賢明、と言う。
なぜ、治療にそんなに干渉するのか、医師の方が正しいだろう。
オエラの圧力は絶対なのだ。
オエラの垂れるものは飲み干さなければならないのだ。
たまっている小便を、とにかく早く垂れ流したいのだ。スッキリするまで。
ボクは便器だ。
だから反論しない。
便器はしゃべらないのだ。
明日も便器の日。
さいわい声も出ないし、身体も動かない。