年賀状
年賀状のイラスト担当になって干支は既に一周した。
もう一周しようかという勢い。
結婚してからずっとそうだ。
結婚前も実家のイラスト担当なので長い。
もう降りたい。ネタがない。
龍とかはいい。
蛇はネタがない。どう描いてもシメネタを描きたい。
社交辞令上、描けない。ストレス。
新年早々、決まりきった文句は見たくもない。
・ 謹賀新年 何が謹賀か？
・ 家族が増えました 愛人か？
・ 昨年中は大変お世話になりました 賀状交換しかしていないのに嫌味か？
・ 結婚しました 見合いかどうか書け。
形式ばったのが嫌いだ。
だから賀状ソフトは使うが、任意に言葉を替えたくなる。
・ 体重が増えました
・ 髪の毛が減りました
・ 借金が返せませんでした
・ 子供が大きくなりすぎてしまいました
・ 家を建てるつもりでした
もっと、新年なのだから心機一転、一発かまして欲しいと心底願うのだ。
松の内は観るテレビもなく、かといって出かける金もないのだ。
もっと賀状で遊んで欲しいのだ。
「喪中欠礼」とか、「何となく出しにくい」とか、そういうのはナシにして欲しいのだ。
家族写真を二枚並べて
・ 家族が増えましたが一方で減りました。さて誰でしょう。
とかアリだと思うのだ。
こういうのにアレルギーを起こすほど、元旦付近の人間は真面目じゃないと思うのだ。
酒で腑抜けて、人生の間違い探しに飛びつこうというものだ。
・ 離婚しました！
こういうのも実に格好いいと思うのだ。
噂で別居までは知っていたが・・・そうか、そうか。とヒザを叩こうというものだ。
・ 愛想を尽かされました
というのもいい。
・ 今年こそもうダメです
これだけ書いてあったら、きっと賀状だけではなく、連絡するだろう。
そこから始まる物語がありそうだ。
・ 独身です。誰かお願いします
そうだったのか・・・と認知され、広く親戚知人に呼びかけることにより、一気に解決しそうだ。
・ ことしでウツ人○年目！生きるぞ！頑張ろう自分！
こういうことを書いても、引かれるばかりで何のリアクションもない辺りが形式だと思うのだ。
どうでもいいが、ボクはAKB48は「アッカンベー４８歳」だと、ずっと信じていた。
何でも信じるから、からかわれたのだ。
悔しいからせっせとデマを流しているが、笑われて終る。
・ AＫB48は、アメリカと韓国とイギリスの略で、２０４８年に戦争を開始する予告
・ ＡＫＢ48は、４８億人になるまで増殖するプロジェクト
・ 前田敦子が４８歳になったとき何かが起こる！Ａは敦子、次は誰だ？
今年は何を書こうか迷っている。
