ニュース23
筑紫さんが大好きであったからこういうタイトルとした。
時事ネタを小気味よく論理で切っていく様が好きであった。
ニュースを流しながら、その真実を暴いてさばいてみせる。
中々できることではない。
アナウンサーがキャスターになり、酸いも甘いも知って、辛酸をなめ尽くして落ちる奈落。
そこから指に血をにじませて昇った所で、また頭を踏みつけられる。
そうやって、ニュース解説者と云うのは「ある」のであろう。
だから、その辺のミス東富士見町商店街みたいなのが、
いっぱしにニュース読んでいると、内容が入ってこない。
これは真実でしょうか？などと凄まれる。
ボクの場合、服の胸のあたりの起伏と、ソレが真実か？の方が気になる。
若い美人にニュースは読ませないで欲しい。
だからテレビを見ない。
安倍首相がアベノミクスとやっているが、大変だと思う。
金融と財政の政策を同時に発動して、民間（短観・中期）景気も良くしようと云う。
経済学のお勉強なら、ケインジアンはISとLMの各曲線がこうで、利率はこうで、と、
マネタリストは、いやいや金融政策は、もっと市場を見据えてから、と、
そういう理屈で決まるのだが、理屈じゃないから大変である。
ずっと、ここ10年くらいの首相が手をかけて、手を上げたところが景気対策。
・ゼロ金利にしても誰も借りないから貸せない。
・金融を増やしても貯蓄も消費も増えない。
・国債はある程度さばけるけど、流れがつかめない。
こんなおっかない状態、普通は誰も手を出さない。
絶対出る！と噂の幽霊屋敷に、心臓に持病のあるヒトが踏み込むような感じ。
出なかったらそれでいいじゃんか？というところだが、「心臓」が悪い・・。
だからクレイジーな政策だと言われ、判りやすい名前だとばれるということになる。
おっかない状態、と書いたが、ボクも皆目見当がつかないのだ。
これだけの不景気でデフレが続くなんて、理屈に合わないのだ。
金がなければ「カネはありがたいもの」になるからインフレになるのが道理。
少しずつ物価は上がって行くのだ。
それが下がる・・でも貯蓄資産を見ると凄い数字・・・・。
おっかないね。
「先行き不安」とか「将来が見えない不安」とか言われる。そういうしかないのだ。
そして不安の元凶がわからないから、政党や社会のせいにする。そういうしかないのだ。
ウツ人と同じ。
根本のストレスが何か？わからないから、人間関係とか、そういうしかないのだ。
おっかないね。
80歳のお年寄りが「老後が不安」と言う。
おっかないね。
1500万円までなら、孫への（教育資産の）譲渡が非課税だと言う。
おっかないねぇ。
1500万以上を持っているという、客観的なデータがなければ出てこない政策。
どこのデータ？
おっかないね。
それで金融資産の移動が起こる、という理屈、理論。
カネという水物も、出口をつくれば流れる、そうそう「景気」とはそういうことだ。
が、ふとボクは思う。
・ カネがあるヒトは孫がいない
・ 孫がいるヒトはカネがない。
・ 孫がいてカネもあるヒトはドケチである。
こういうのが世間の言わずもがなな常識であったりする。
結局、カネは動かない。
おっかないね。
資産家、とか大金持ち、というのはなぜかドケチである。
相続で争ったり親戚に怨恨がるのは、いつも資産家だ。
いつも命の危険があるのは、資産家かウツ人くらいだ。
推理モノで金田一くんやコナンくんが資産家宅に行くと、必ずもめていて死人が出る。
そのくらい資産家はケチで大変な人種らしい。
おっかないね。
ボクも言ってみたい。
「1500万丸々あげたいけど孫がいないからなぁ」
