MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

リア充キター!

タイトルを書いてしまったと思う。
タイトルから書く癖が治らないのだ。
古くは「イメダウ・チョベリバ」と同じで、おっさんが何か使ってみた、そういう類である。
 
非リアルと云い、リアルと云う。
バーチャルと云い、現実と云う。
2次元と云い、3次元と云う。
全くざっくりとした分け方だが、電脳空間が現実との境界を曖昧にして、
曖昧さを誇示しなければ、現実に食い込めないのだから仕方がない。
リアル=現実社会と云う区分も乱暴ではある。
現実社会は、独りから家族や地域、そして学校や会社に高度に階層型に帰属していく。そう説明される。
こういう説明は社会学的には帰属問題、ゲマインシャフトとかゲゼルシャフトとか呼ぶ。
テンニースとかマッキバーとかレヴィストロースとかの文化人類学が必須らしい。
(いや、こういう小賢しい説明を中二病というらしく、タイトルから来たゲストへのサービスである)
 
階層は、勝ち組や負け組、格差を例に出す以前に、電脳にも既にある。
早くからそのゲームで名を上げているヒト、
イラストや既存のカスタムなどその電脳の分野で名を上げていれば、自ずと階層はできる。
現実では無名なオタクでも、別段不自由をしない現実生活ができる。
衣食住と暑い寒いくらいが満たされると、現実では「やりたいさせたい」が残る。
ソレがあるから電脳空間は生きている。
そもそも欲求がなければいかなる価値観も成立しない。
 
欲求だけは広くあるのに、ベクトルが見出せず、他人の動向でソレを決める。
追従型とかステレオタイプとか、余計な用語だけが昔からあるが、今だって自分で決められないのは同じ。
「非リア」とはそういうものの総称であり、おそらく非リア自身が創った造語だと思う。
現実ではウダツもチンポも上がらないが、ネット社会では・・・やっぱり半立ち中折れ。
名を上げるその道もなく、どの未知どの道?といつも自分探しと云う屁理屈で自慰ばかりしている。
そういうのはボクも含めて多いのである。
そして天邪鬼で他人を認めない、自分はきっとどこか違う何か違う!と云う歪んだ劣等感だけは持っている。
そしてかろうじて勝てる一握りの相手を「非リア」と蔑んでみるのである。
蔑むのは、相対的な自分の位置を上げたいだけ。
上のヒトを引きずりおろす腕力も知力もないから、そういう卑怯な方法しか知らない。
 
 
さて、多くの読者が脱落したであろうから本題。
スキーに行ってきた。
ボードがやりたかったが、ボードをしながらスキーの娘を指導する腕がないのである。
スキーなら多少は後ろを向こうがよそ見しようが転ばないが、ボードはそうはいかない。
転ぶときの受身が違うからである。
そしてボクは今腰痛がひどい。除雪と氷割りは体重も落とすが関節も痛める。
めまいもあるから、ますますスキーの方が安全であるのだ。
ハーフパイプはどこにもあるが、アレに入るとめまいでは済まない。酔う。
 
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道北はスキーに限らず雪の猛者が多い。
上の方でボードの初心者練習などしていたら、即死だ。
クマにやられるより先に、スキーヤーが危うく避けた後に、ボーダーに切られる。
後ろを振り返ると、遠くにいた白っぽい彼らは、すぐにやってきて真横をすり抜けていく。
空気がヒュウと音を立てて耳を切っていく。気流が少し乱れて体勢を崩しかける。
白い三連星ばかりだ。
彼らの轍(わだち)は深いので、良く見ていないと同じ轍にはまり、とんでもない姿勢になる。
そういう中で娘のスキーを教える。怖い。
娘は体格は立派だが、度胸がない。
女の子だから度胸はあって欲しいが、ボクだって怖いものは怖いのだ。仕方がない。
たまに「ボード初心者が転んでいるところ」に娘が突っ込みそうになってヒヤヒヤする。
やっとこさ娘は避けさせるが、ボクがかすったりして『キャー』などといわれる。
ゲレンデマナーと云うのは無視できないから、戻ってみると本当に初心者だ。迷惑だ。
少し話すとスキーはできるらしいから、その要領で遠くを見て滑ってもらう。
車でもバイクでもスキーでも徒歩でも、足元を見ていたら転ぶのだ。事故るのだ。
娘に追いついてやっとこさリフトで汗をぬぐう。
さっきの初心者があまり動いていないのが目に入る。
どうやらゴロゴロと雑魚寝のようにゲレンデにいるのはやめてくれた。それでいいのだ。
娘が先に行けというので、滑っていたらまた件の初心者が見て、お辞儀している。
「ケガ?」と聞くと、少し教えて欲しいという。
きたキタ!!「オラオラ詐欺」だ。
こういうキレイな若い女性はきっと、背後に霊波紋とか持っていて、後で攻撃してくるのだ。
妙な目線と不自然な立ち姿など絶対にオラオラだ。
逃げるが勝ちと娘をダシに滑って遠のく。
 
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娘とドリンクなどを楽しんでいると、さっきのオラオラもバッグを持って買物に来ていた。
バッグに「なんちゃらDIOR」と書いてあった。
やっぱりディオの手先だった。