MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

死にたい奴に声をかけるな

バイオリズムを測る自分の目安と云うのがある。
顔色だったり、便通だったり、スヌーズでも起きられないとか、まぶたが震えるとか。
茶柱がたっているとか、下っ腹の茶柱もたったとか、アイラインが一発で決まったとか。

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星の王子さま」がまともに読めなくなった。いよいよである。
頑張れ王子さま!と萌え燃えに読めていればいいのだ。
どうにも・・どうもいけない。
人間はダメだ、地球がダメだ、そういうこと子供に言わせてはダメだ。
そこへきて、遠い星からキマシタなんていう「王子様」に言わせてはダメだ。
国民がいない星の、王子様。
家来がいない王様。
何がどこで違うのだ。
作者は、歪んだ自己批判、世相批判を童話仕立てにした小心者じゃねーか。
もう、こうなるといけない。

全てが憎らしくなる。
「誰でもいいから殺したかった」なんていうのも判るようになる。
つまりは、自分を一番殺したいのだ。
死ぬべきは自分、そう判っていても他者との接点を欲しがる。
最後の悪あがきが、世間様を騒がせるか否か、それだけの差異。
だけではない大きな差異。

今のボクは、髪の先まで作り物だ。
いや、カツラとかじゃなく。
自分への体感とか愛着がない。
血が通っていない気がする。
全身冷え切っているのだ。
下半身まで腐った気がする。
局部には凶悪な顔がありそうだ。


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780円の価値もない。


昨日、急に友人に会ってきた。
その方はメンタルを病んでおり、それでも一度も倒れていない猛者だ。
ふらつきながら、見えない血で真っ赤になっても、はいずっているのだ。
ボクには笑っているのだ。
王子さまのように。
『昨年はまずかった・・』と言っておられた。
自殺とかそういう話には一切ならなかった。
触れてはならない、のではなく、お互いにもう十分なのだ。
政治から最新のアニメ話題にまで話し込み、プラモデル塗装の基本なんかも教わった。
くたばれ色プラ!
頑張れハセガワ!マクロスでしのげ!
戦争反対!
・・友、遠方より来るまた・・というもてなし。
本当に会えてよかった。

帰り道、車窓から見た林の中に猫がいた。
猫というのは、そういうところに行かない。

人間から間合いを取って、生きることを謳歌しているのが猫だ。
裸一貫、天を屋根とし、大地を寝床とし、コンビニの小さい袋のひとつも持たず小銭すらない。
つまりその日暮らしの達人だ。
そういう所ジョージさんな動物が、ああいう危険な冬の林に用はない。
猫は死に場所を吟味する。
下見ではなく、そのときに探す。
飼い猫を家で死なせるのは酷だ。
猫は一人で死ぬ。

「死にたい、消えたい!ホラホラもうダメポ!」なんていうのを良く見る。
確実に、「私を見て!」なブサイクなおばちゃんか、命の振り込め詐欺だから気をつけたい。
本当に死にたいヒトなど、他人は気付かない。
家族でも恋人でも、前日までわからなかったことを、気付くわけがない。
自殺への予兆などないのだ。
そういう名所を見回っているヒトは尊敬するが、毎日はしたくない。
崖の上で考えているヒトに声をかけたら、びっくりして、あーぁぁぁ!と落ちていく。
笑えないじゃないか。



ボクは、今がどういう状態か、よーく判っている。
判っているからといって、対応はできない。
不測の事態に備えがあるウツ人はいないのだ。


↓・・なんだったっけな?