MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

ホリエモンと板野友美

新聞を毎日見る。読む。
一日はココから始まる。
その前に書くまでもないことはしている。
「顔を洗ってヒゲをそって着替えて外で日光を浴びる」
これはウツ人には是非して欲しい、そして、困難な課題でもある。
女性はヒゲをそる=化粧をする、と読み替えて欲しい。
当たり前のことができないのがウツ人であるが、だからこそ当たり前くらいこなしたい。
そのくらいの気概は必要である。
顔を洗わないと目が覚めない、寝るか、となる。
ヒゲを剃らないけど外に行かないからいいか、寝るか、となる。
着替えない、これは不衛生で、寝巻きも外出着も一緒となると、社会復帰には遠い。
日光が嫌い=外に出たくない、コレは判るが危険である。
ひきこもりの原因は、何となく出たくない・面倒だ、から始まる。
ウツ人になるとひきこもる。
あらゆるものが生きることへの障害(障碍)となり、死の固執への刺激となる。
傷つきたくないから、話さない、顔を見ない、出かけない、となる。
 
そういう意味で新聞は、格好の刺激にあふれている。
出ずして、障害にもなり刺激にもなる。
ボクは新聞を読むと疲れる。
記事や広告に対して、いちいち自分で思考し妄想し予想する。
新聞記事で毎日5本は記事を書ける、と思う。
しかし面倒だ。ソレは面倒だ。
「新聞やネットのニュース」を紹介するだけなら、個人ブログの意味は無いのだ。
 
今日は、北海道新聞ホリエモンこと堀江さんの記事があった。
有難いことに、北海道、大樹町だったか・・ロケット実験兼用の会社設立の構想があるようだ。
ネットへの自家製衛星の構想か、不真面目な北○へのロケット攻撃か・・全く判らない。
北海道を代表する新聞としては、堀江さんをいかに褒めて、いかに資本を誘致するか、
北海道での成長の見通し、そういう紙面を期待した。
違った。
 
・ 服役していたがどうですか
・ 金持ちですがどうですか
・ 服役していたが考えはどうですか
 
北海道新聞大失敗!
おそらく、社会の木鐸よろしく「昔日の悪、時代の寵児」を叩きにいったのだろう。
アンタ、たかだか北海道だよ!?
相手はホリエモンだよ?
投資に対して損失を与えたことへは、受刑で制裁を受けている。
一年九ヶ月が短いとはボクには思えない。
仮釈放ということは暫定的に刑期を終えているのだ。
保護観察中に「失言」を狙うのであれば、それは少なくとも未必の犯罪で新聞のやることではない。
刑を終えたからといって、罪がなくなったわけでない・・。
日本には、いやヒトにはそういうわけのわからぬ乱暴さがある。
ウツ人ならきっとまた倒れる、弱い、死ぬ、とか。
親が片方しかいないから、子供もきっとぐれる、とか。
一度ウソをついたから、きっとまたウソをつく、そうだあいつのせいにしよう、とか。
怖い。肌が粟立つ。
日本は金持ちだが、みんなで小金もちなので、大金持ちが嫌いだ。
嫌いと云うか、ただの嫉妬だ。
うらやましいが真似できない、真似するには形から入る・・が形が真似できない・・となると叩く。
歌手のプライベートを叩いたりする。 
いい歌を歌っているのだから放っておけ。
かっこいい女を邪淫でスケベにしたがる。
自分と一緒にするな。間違ってもテレビのあの女はアンタとは寝ない。
東大生を馬鹿にしたがる。
馬鹿にできないと真似したがる。
文具店のヒット商品 「東大生のノートはなぜ美しい、ノート」 ・・絶句。
そのノートに東大の入場券はついていません。
 
 
 
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堀江さんは、良く最後までインタビューに応じたなぁ、と隅々まで感じる。
記事の中で『獄中で厳しかったですか?いじめられましたか?』みたいなバカな質問がある。
『冬の北海道は寒いですか?』を越える幼稚園児な質問である。
堀江さんは、「腹が立っても、部下に怒鳴ったらいけない、そう考えた」と応えている。
くだらないインタビューへの皮肉だろう。
部下を率いている社長として、きっぱりと切り捨てたのだ。
更にとどめを刺す。
 
「必死に勉強して東大を出て、就職活動したら意味無いでしょ?また初めからでしょ?」
 
北海道にコレはきく!東大コンプレックスの塊なのだ。
北大など、東大の前にはスベリ止め、それもできたら行きたくない部類なのだ。
ホリエモンは東大を出たから言えるのだ。
東大に何となく入るヒトはいない。
やりたいことが東大の先にあるとか、東大くらいの学歴じゃないとその方面で認められないとか、
大抵は切実な理由がある。
 
最後に小さく注釈があった
※ 堀江氏は何度も「何を意図した質問なのか?」と聞いた
 
すまないが大笑いした。道新さん、あんた、テポ丼大盛り!だよ。
もう堀江さん来ないよ・・・町を上げたプロジェクトになるはずだったものが・・・高橋知事に謝りましょうよ。
 
北海道ごときが、なにを正義を気取って、くだらないこと聞きやがる?
ソレも北海道での仕事のことなんて聞かないじゃなねーか?
ポカもでっかいどう、ほっかいどう。
 
 
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板野友美さんは、少し前に「卒業」という記事を見た。
ボクはテレビを見ないので、ネットで知るくらいだ。
卒業を控えた心境とか、卒業に際しての想い、などと銘打って記事がある。
が、マスコミが大抵言わせたいのはソコではない。
『AKBから外に捨てられる、天から地の底へ、そういう落差はどうですか(笑)』
こういうことをオブラートにくるんで下手(したて)に聞くだけだ。
どうすればアイドルが地の底に堕ちて来るか、どうなるか。
自分たちが叩けるか、叩きたい、叩かせろ。
そういう下衆が群がるのだ。
板野さんは、ひとこと、卒業は『時が来たから』と述べたらしい。
このコメントが凄いの深いの、となったらしい。
凄くも深くもない。
修羅場を駆け抜けている人間が吐き捨てたツバだ。
しかし、そういう修羅場を見もしないで、アイドル=若くて金持ちでもてる、
というステレオタイプ集団からすると、心に刺さるのだろう。
なんだか意味深な言葉に思えるのだろう。
板野さんからしたら、順番的に自分か、あるいは、ここが売りどきか、くらいであろう。
彼女はAKBという「商品ジャンル」が巨獣の様に業界をはいずっていく、そういう中で生きてきた。
黎明期から最盛期を知る数少ない一人だろう。
最盛期と書いたが、もうAKBではないと思うのだ。
CD○枚とか、○位とか、数字でのみ表されるようになったら終わりだ。
消費者はどんどん数字からは遠ざかる。
「さしこ」さんが暫定一位らしいが、世代交代ではないだろう。
飽きたのだ。
皆がAKBというイベントに飽きてきたのだ。
「もし、学校祭が一年中やっていたら」という設定に飽きたのだ。
板野さんは、仕事中にメールとか、無表情とか、何かと物議を醸してきたらしい。
本人ではないが、グタグタ言われても「そういうの面倒くさい」といったところだろう。
性格悪そうとか、引いて斜に見ていそうとか、うるさいのであろう。
・・してそう、そういう嫉妬からくる主観ほど面倒くさいものはないのだ。
卒業してよかった。
尾崎豊さんの云う「卒業」と同じことだろう。
 
幾層かの階層構造からなる、排他的人間関係及び競争組織からの脱却・自己の昇華。
 
ウツ人なら誰でも、そういうところから卒業したくなる。