精神科外来の風景
ボクはウツ人になって、すったもんだして転勤した。
そして『主治医を替えろ』と言われ、何回か転院した。
1度目・・紹介された医師ががウツで休職中でした。
更に上席の医師は『ウツだけじゃないから看られません』
症状が重篤ならまだしも、まともじゃないですか、あなた?
2度目・・病状が複雑なのでメインドクターはお断りします。
ウツなの?本当に?まともじゃないですか、あなた?
3度目・・きっとトウシツだよ!この薬飲んでみて?
そして薬効のショックで倒れて、今度は入院しては?と言われました。
4度目・・混んでるんだよね。まともじゃないですか、あなた?
5度目・・会社の紹介(ムリヤリ)で、看てもらうことになりました。
一年経ってようやく、会話になって来ました。
今のところは純然たる精神科で、待合もソレらしくあります。
奇声が聞こえたり、泣いているヒトがいたり、独語(一人大声)が飛び交ったり。
一見して「アレ?」という方が多いから、素人は引くでしょうね。
ボクは、そういうのは気にしないのです。
「個性」だろうなと。
かまってちゃんは看護師さんたちも判っているから、彼女はちょこっと連れて行かれる。
泣いているヒトは、誰も見てみぬフリ。
一般公衆ならまだしも、ココはもっと病んだ処なのだ。
彼女も、雰囲気でケロッと涙を拭き、スマホでゲームをし始める。
可愛そうなのは、デイサービスや介護関係の付き添いの方だ。
尋常じゃない空気にオロオロしている。
仕方ない。
誰だって頭が壊れると、こうなるのだ。
ボクは、スーツで行ったりして社会復帰を望んでいる。
出社拒否からスーツ恐怖症になった患者さんから「ぐわー」と言われたこともある。
気の毒だ。
ボクだってそうだった。
本を読んでいるのだが、コレもたまに「ダメだぁ」と言われる。
本を読んでいるオジサン、そういうまともな光景にアレルギーがあるらしい患者さん。
気の毒だ。
ボクは、通院では、付き添いだと思われることが多い。
どこかで時間潰せるところはあるか、とか、医師のところには同席しても大丈夫かしら、とか。
薬のMなんとか云う横文字の営業職から『何時からのアポですか?』と聞かれて笑った。
ボクは患者です。
薬を売り込むなら窓口はそこです。
鍵の閉まった部屋ばかり。
トイレも幾分オープンである。
チ○コ出して出て行ってしまう入院着らしきおじいちゃん。
喫煙所では、床に転がって泣いているヒトもいる。
エコーなんかを吸っているから、なおさら声が響くのだ。
薬局も、そこの患者しか来ないからバカ丁寧である。
何かされたらどうしよう・・と云う店員の空気が染みる。
以前に、記載ミスと処方ミスを指摘したら、感謝された・・と思う。
きょとんとしていて、管理リストと突き合わせてみてくださいと伝える。
やっぱり2錠足りなかった。
頭が壊れているくせに・・という感じはあったが、お礼は言ってくれた。
薬局はベテランさんが対応してくれるようになった。
半減期とか、バッティングの可能性とかを説明してくれる。
精神科への視線はまだまだ偏見に満ちている。
偏見を越えようとすると、疲れる。
偏見を避けようとすると、籠もる。
ボクは自身が偏見のかたまりだから、どうにもならずに済む。
アメリカと中国は絶対につるんでいる。
ケンカをしているフリなどしなくてもいい。
情報をリークしたとかしないとか、どっちもどっちだ。
中国は経済大国だ。そうなった。
アメリカは経済大国だった。今は違う。
ケンカしているフリ、それにマスコミは食いつく。
きっと「シェールガス」の採掘で、米中2国でどうやって世界を2分するか。
その線引きだけしているのだ。
もう戦争するカネもないのだ。
中国はまだまだ来る。戦後日本の真似をしているからぐっと来る。
習主席も、後がないオバマさんと話をしても仕方ないというところか。
偏見は面白い。
「お買い得品」は、きっと「半額でも元が取れる粗悪品」なのだ。
ハム半額・・牛豚鳥ではない、遺伝子を組み替えた何かだろう
パン半額・・パンに似た何かだろう
スーツ2着目は半額・・1着目が1.5倍の値段なのだろう
例外はユニクロ。
ユニクロの社員が、過酷な労働をしているから、毎週セールをしているのだ。
コレも偏見だが、多分あっている。