一足飛び論法
学生がテストの結果がよくなかったとする。
というか悪かったとする。
学生は、ファミレスで勉強会と称して、だべっていた。
しかし、学生としては普段の勉強より「よくやった」としており、
決してあんな点数の出来ではなかったと主張する。
そして、以下のことを言う。
1 家では家族がうるさくて勉強できなかった
2 塾の直前講習が悪かった
3 見せてもらったアヤポンのノートが良くまとまっていなかった
4 彼氏や彼女のメールがうざくて勉強できなかった
テスト当日に体調が悪かった、とか、山が外れた、とかならまだ可愛げがある。
1については、家族は『テスト前で皆気を使って、お通夜のようだった』と口を揃える。
2については、講師は『複数の科目を全て当てることは困難であり、そもそも学生は向上心がなかった』とする。
一方で『学生の向上心を引き出すのも、講師の力量であり、益々精進したい』と付け加えた。
3については、八つ当たりでとばっちりであり、アヤポン自身はクラスで最高点をとっている。
アヤポンの近しい友人は『私もノートを見せてもらったが、5番以内だった』と表情を曇らせる。
4については、もう原因が自分以外ならどうでもいいのであろう。
彼女や彼氏も同様にテストであり、メールしてきたのは、学生本人であるとうつむいた。
1から4みたいなのを「一足飛び論法」あるいは「なすりつけ論法」、「責任丸ごと転嫁」と云う。
本人は、自分だけは悪くない!とまっすぐであろうが、
グルグルしているのは誰の目にも明らか。
(黄金比にもなっていない・・・ひとりにしか判らない呟き)
ウツ人が、規則正しい生活を無視して、薬も満足に服用せず、医師にあたる例もこれ。
デブが、ダイエット薬以上に飲み食いし、あるいはダイエット薬を乱用して内疾患になる、というのもコレ。
外食が多く、連日冷房つけっぱなしで、カネが溜まらない、景気が悪い、と政治のせいにするのもコレ。
他にもあるがありすぎて例にならない。
・ もてないのは自分より頭が悪い奴が多いから
・ 美白を塗りすぎたらマダラになったから訴訟
・ 家の構造が狂ったのではなく、計測が悪い
・ 浮気じゃない、相手がおかしかった
・ 猫を捨ててはいない、猫が自殺した
・ いじめてはいない・・・・
それで以下
東京選挙区で議席を得られなかったのは、菅元総理の責任だとして、
・ さしたる主義や主張がないまま選挙に臨み、結果が悪かった
お茶の間レベルのことでも、国会議員がやるとニュースになる。
こういうニュースがあること自体、平和だということだ。
ことほげたかまがはら~♪