愛国心

高校野球を決勝だから、あと群馬県だから見る。ボクには古里の実感がない。神奈川は全国から球児を集め地元の高校生が出ていない。ドカベンの明訓は稀有だから面白いのだ。群馬は父の実家で、川や山の楽しい想いがあるから古里。辛い思い出がないのだ。北海道は応援したが負けた。ボクが応援すると必ず負ける。珍しいことをしてはダメ。父親は群馬ひいきだから、電話したら高揚しており「群馬反撃だ」と伝えたら通じない。「かき氷を配るのだがまだ開店しなくて暑い」とぼやく父親。パチンコ屋の前で無料の氷を待って高揚しているのだった。かき氷を片手に、無料じゃないパチンコをして、多分やられて帰るのだ。群馬が負けたらどうする？非国民め！ ボクは群馬を大して知らないし、前橋など更に知らない。延岡に至ってはどこかも知らない。なのに「応援しないは人ならず」と言っている。愛国心と同じだ。国や故郷を愛することは、他人にとやかく言われる類のもんじゃないのだ。自分に自信がないからと云って、他人に強制すると酷くなる。愛国心あるならば他は非難しろ、攻撃しろ、となる。できないなら非国民になる。パチンコしていれば良いのだ