MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

性風俗無駄話

シモネタには分類しない。
シモネタではなく、表ネタであろうからだ。
 
「風俗行くの!?信じられない!」
『何か、女を馬鹿にしている感じ!』
「行っても黙っていて欲しいよねぇ」
『皆と・・そのしてるわけでしょ?』
「微妙・・じゃないか。やっぱり幻滅」
 
バスの中で聞いた。
キレイな女性ばかり。
みんな、ボクから見たらまだ若い主婦だ。
乳飲み子のような子どもを連れている奥さまもいる。
北海道のバスは日中、比較的スカスカなので、こういう会話も聞ける。
午前中に家事を片付け、街中に出て買物とお茶と云うところか。
 
『タバコも吸ってたしょ?』
「やめるって言うだけ!禁煙なんて聞いたら、またかって」
「何か、男って馬鹿すぎだよね」
 
ボクの事だと思えてきて、席を移ろうとしたが、後ろには女の高校生しかいない。
席はスカスカだし返って不審だ。
主婦達は、潔癖なんだろうか。
みんなきれいな格好をして、顔にもきれいな塗り絵を施している。
 
風俗を全く否定しないどころか、推薦しているボクとしては聞きたくない感じだ。
それでも 「行っても言わないで欲しい」あたりは、随分と妥協してきたか。
暫く、仕方なく聞いていた。いや、聞くのが大好きなのだ。
できることなら会話に混ざりたいのだ。
恐らくは、誰かのご主人が「イケメンで好男子」なのだろう。
会話もその辺から脱線してきていた。
どこまでもイケメンでイクメンでは、自分のトコの亭主と比較できず、納得いかないのだろう。
自分自身が上がれないなら、その他を引き下ろせ、という了見。
コレはただの嫉妬よりタチが悪く、集団で行うと、いじめという俗称の「傷害罪」になる。
イケメンは、そこにいないのに、いないから、こうまで言われている。
きっと家族のために働いて、早く帰りたいなぁ、と思っていたのだろう。
今も思っているのだろう。
家事が苦手とか、足が臭いとか、タバコ吸うだとか、着々と悪い材料で固められていく。
 
家事以外は全てボクに当てはまる。
家事だって「主婦の許す範囲内」を基準とすれば、おそらく失格だと思う。
タバコはもう妻より長い付き合いだし、足の匂いは自分で嗅いで下痢するほどだ。
さて、
家事ができて、タバコが苦手で、良い匂いの足のイケメンは、恐らくMENではないと思うのだ。
どこかで少女趣味で、潜在的に鬱憤があって、過度に気を使う、去勢もどきの可能性も高い。
無論、ボクもそういうのに当てはまる。
メンタルが弱い、で片付けられる。
簡単だからそうやって片付く。別にそれで良い。
ただ、風俗は違うと思うのだ。
 
身体を売る。裸が売れる。凄いことだと思う。 
女が客相手に商売すると形が基本。
誰でも、余程の悪臭や商売を壊す客でもなければ、きちんと裸で付き合う。
若いうち、と思われがちだが、コレは職人と云う類で、80過ぎの現役もいるのだ。
人類最古の職業だから、伝統芸能の最たるものだろう。
ローション要らずの70代も増えているらしい。
『濡れないのよね』とぼやく同世代の女性の話を聞いたが、
おそらく自分がその気がないか、技がないか、相手にその気がないかのいずれかだ。
 
男は、無論バカだ。
これには反論はない。
下半身に正直だ。
だからキレイな方、あるいは自分のフェチが満たされればどこへでも行き、幾らでも払う。
 
『フェチなんじゃない?』
・・・
ボクはサトラレか・・。慌てて外を見る。
そう来たか。
自分が相手にされないのを、「相手が特殊で変態的例外」と突き放すか。
違う。
ボクは多くのイケメンと話してきたが、かなりの確率で風俗に通っている。
理由は、面倒がない、あとくされがない、明朗会計。
恋人や妻は、大抵面倒で、あとほど腐れていて、財布を握っていて中身を見せない。
比較しようにも、しようがないのだ。
付き合っていても、結婚しても、風俗に行くのは全く変わらない。
料理をするヒトは、どこでも料理をする。
パチンコをするヒトは旅先でもやる。
同じだ。
男は馬鹿だ。
色んな女を知りたいし、それには時間が足りないのだ。
そして次々に相手は変えたいのだ。
「知る」というのは、女は脳で考え、男は下半身で考える。
女は身体を開いても・・と云う文句が未だにあるが本当だと思う。
男は、やれた!となると、もうその女を知り尽くしたことになる。
男の行為のプロローグがガツガツしているのは、そういうことだ。
面倒が嫌で、やれば優位だと思い上がっているから、早く優位に立ちたいのだ。
風俗は、手っ取り早いし選び放題なのだ。
女も根本的な欲求はカネで一緒。
客だ、と思うから相手をするわけで、金がなければ目もあわせない。
オナニーや風俗はスポーツと同じ、というのは男しかわからない理屈になる。
脳が快楽を感じる部分は、男女で性差がある、というウソっぽい理屈もある。
こういうことを考えている学者は、きっと風俗大好きだ。
何とかして高尚にして、もっと風俗に行きたいのだ。
だから禿げる。脳で考えたらいかんところなのだ。
 
 
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私だけを見て欲しい!女も、最早そんな神話は誰も信じていないとは思う。
しかし、 「私だけを見て」いるからこそ、風俗に行くのだ。
私じゃ物足りないのではなく、趣味や相性がそもそも違うから、風俗に行くのだ。
私はキレイじゃないの?私には飽きたの?
という理屈は、おそらく通じない。
風俗に行く、というのは脳で考えることじゃないのだ。
ボクが、理論立てようにも、この文章自体グタグタなのが良い証拠だ。
行きたいなぁ、風俗。
 
『またね♪』
「お疲れ様でしたぁ♪」
 
それっきり合わないのに、あの居心地の良さは、きっと60分とかの時間もそうあるのだろう。
ずっと2人だよ♪ など、男にも苦痛なのだ。
女でも苦痛に感じる方もいるだろう。
ずっと・・と云うのは、面倒で、先が見えなくて、金がかかるのだ。
風俗は伝統芸。
男はパトロン
 
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男は風俗通いが悪いとはこれっぽっちも思っていない。
敢えて上げるなら、悪い男とは、風俗で説教を垂れる奴のことである。
伝統芸能に対して『ダメだよもっとちゃんと働かないと・・』などと奥まで触ろうとする輩である。
風俗が伝統だと知らない女と、奥義だと知らない男。
だから「風俗は必要か」などという不毛な論議になるのだ。
 
女も割り切って男を買うのだが、そういう職業話は後日にしようと思う。