MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

高いぞ仮面ライダー鎧武

ウツ人になり10年。
貧乏人も10年。
ウツ人は生き方だと思うようになった。
が、貧乏は、生き方ではない。
できればしたくない。
貧乏を打開するための、ボクの努力が足りないのと、ヒトのせいにしているだけである。
よく「都会を見限って充実で贅沢な田舎生活」なるものを観るが、観るに堪えない。
ゴミを集めて雨風をしのぎ、せまい畑でイモなんかを作っている。
夫婦して陶芸だのカフェなどをしていれば、まだ幾分のうらやましさがあり、
それで本人たちの心の隙間は埋まるとは思う。
子どもはいい迷惑だ。
急に不便なところで、田舎のヒトも行かない田舎の中で、友達も遠いし、病院も無い。
結局は、都会に見限られた大人の言い訳だけであり、田舎に逃げる(戻る)しかない、それでだけである。
 
ボクは故郷をつくっている。
実家を故郷と思っていない、親不孝なので、新たに故郷をつくっている。
あぁ・・よく○○したもんだよぉ・・と云うのは、大人子ども限らず故郷になるのだ。
娘も息子も、自然を受け入れている。
今は雪が積もるのを心待ちにしている。
ここのところ、朝は踏んでも踏んでも潰れない霜(しも)に歓喜している。
旭川の冬の朝、霜には、サクサクッと、キットカットのような快感などない。
あるのは、凍土と化した土であり、それが春には甘くやわらかい黒土になるのだから自然って凄い。
 
カネはないが、笑顔だけで食いつなぐ。
笑顔になるためのご飯であり、おかずであり、おやつである。
おやつは大抵手作りする。
オシャレな生活など目指してはいない。
貧乏は、生き方ではない。できればしたくない。とは上に書いた。
カネが有ればごっそりチョコとか買う。買いたい。
 
そしておもちゃ。
今のおもちゃは高い。
ボクが子どもの頃のふざけた電子ゲームでさえ、親からは不評だった。
なにせパックマン(のニセモノ)とか、ドンキーコング(のニセモノ)でさえ高いのだ。
『3000円だと!?3000円有れば、アレもこれも買えるじゃねーか!?』
そう言われて、シュンとなって、せっせと手伝いをしたり勉強をして、貯まりもしない点数を稼いでいた。
今も同じ。
あの頃の時代の成長はないのに、単価ばかりが上がっている。
仮面ライダーのベルトが5000円から上昇が止まらない。
 
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これは今のライダーのベルト。
刀でフルーツを切って変身するらしい。
フルーツ部分は、ガシャポンでも500円するらしい。何十種類も出るらしい。
ベルトは7500円くらいが定価。
玉ねぎでも切りまくって泣け!
 
グッズだらけで大変なのは、戦隊(レンジャー)も同じ。
変身グッズだけで、手荷物を越える。
今は、みんな機内に預けて飛行機に乗ることになるんだろう。
変身して、また上位のクラスに変身する。
ベルトひとつで変身しやがれ!
手荷物ひとつで戦いやがれ!
ロボットなしで、頑張りやがれ!
五体も六体もロボットが合体して、やっとこさ勝つんじゃねぇ!
基礎訓練もなしに、ヒーローになるな。
ヒーローが、戦うことに悩むんじゃねぇ!
視聴者の子どもまで悩ませるんじゃねぇ!
拾ったベルトで、異次元の戦闘に巻き込まれたなら、せめて即死しろ!
ジュノンボーイは、ヒーローの登竜門じゃねぇ!
グラビアで売り出し中と云うのは、ピンクとイエローになるための名刺じゃねぇ!
脱線。
 
息子は未だにヒーローになるために、連日、変身の練習中である。
最近は、変身グッズだけではダメだと、決めポーズや仕草、表情の練習中。
歌舞伎のようになってきた。
と云うのも、ボクが「きちんとしたグッズ」を買い与えないからだ。
ヒーローになるためには、まず基礎訓練、そして仮のグッズで変身の練習。
・・で、最後は大きくなってから実戦用で最終訓練だ。
そうやって小手先の口八丁で騙している。
 
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全て、ダンボールと冷や汗と悔し涙の結晶を、貧乏(料理だと愛情とか云う)で味付けしたものだ。
息子には、ダンボールと針金で、どこまで無茶が利くか、が伝わっている。
貧乏とは、知恵がないとできない、ということも伝わっている。
だから、娘も息子も手伝う。
「ライダー鎧武」でガイムと云うらしい。
鎧武者とキーボードを叩かないと出てこない。つまり鎧武者なのだ。
西洋中世の甲冑から、中国三国志の唐武装、今は足軽までいる。
最近はオカマが、変身して出てきたらしい。
ボク個人の思うところは、置いておく。
そのうち書く。
 
アベノミクス 単価が上がって アベノミス  by三番館