MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

面接を通るためには

長い、とか、言いたいことが判らない、というコメントには感謝します。
このブログは「駅前での雑誌立ち読みみたいな客層」がメインなので、読み逃げが99%です。
そこにあって「うぜぇよ死ね」というコメントでも、書いてもらえるとボクは嬉しかったりします。
フリーペーパーを読まずに捨てるヒトより、ずっとましな気がします。
今後も宜しくお願いいたします。
 
長文になりそうなので自重しながら書きます。
なんでこういう記事になったかというと、ボランティアで「面接が・・」という相談が多かった。
この時期でも決まらない学生は多いのだ。
 
就職でも、就学でも面接が必須である。
する側は即戦力、もしくは人間味を求めているので、杓子定規な回答は避けたほうがいい。
しかし、杓子定規な常識を踏まえて、かつ人間味とか個性とか言うので、受ける側はたまらないのである。
『自己スピーチをお願いします』
『集団で10分でこのテーマを・・』
まったくげんなりである。
が、面接官は、ヒトを見るプロであるから、全部見られていると言っていい。
チッとか、またかよ・・な顔はチェックされる。
落ち続けるヒトには意外に多い。
疲れているだろうが、相手は時間を割いているのである。
そして、もしかしたら・・?と期待して面接している。
よほどの大手でも採用に手抜きはしない。
採用と研修には結構な費用がかかるのだ。
少しだけポイントを書いておく。
 
・服装は高校生なら制服、会社ならスーツ
 
スーツはダブルは避ける。もう、お、ダブルだな!?という世代は面接官にはいない。
グレーか紺。グレーが多いから紺と云うのも手だろう。
シングルでもボタンは全て閉める。
正式には一番下は開けるものだが、そういう粋は要らない。初々しさを押し出すのだ。
ネクタイはベージュや黄色ベースのストライプ柄。
靴はよく磨いておく。靴下は紺か黒。白は避ける。
Yシャツは白。
女性ならオフホワイトも可だが、胸元は小さなVくらい。
ホステスの面接でもない限り、スカートは丈は膝より少し下、ふくらはぎが見えるくらい。
面接のオッサンやオバサンは、若さを妬む。
30歳やっとくらいの若い面接官でも油断は禁物。
きっと若い会社なだけで、なめられているわけではない。
地雷を踏むこともないだろう。
靴紐は踏まない長さにしておく。縦結びになっているとチェックが入る。
 
・面接官の目を見て、はっきりとしたした口調
 
コレは基本であるが、難しい。チンピラや野良犬でも目が合えば嫌なもの。
なるべく他人の顔は直視せず、顔を背けたくなるのが普通である。
ボクは緊張しい(緊張しやすい)で、大汗をかく。
だから面接官から「汗を拭いて良いですよ」と言われる。
うつむいて汗を拭くより、堂々と汗をかいている方が良い。
「わかりません!」とすぐには答えないほうが良い。
少し間をおいてから「わかりません」と答える。
勉強不足で・・とか余計な言い訳は要らない。
面接官がイケメンや美女だったら、あー・・とかぽかんとしてみせるのは使える技。
相手はそのことを十分承知しているから、素敵ですね、といかにも答えると使える。
おべんちゃらではなくて、素直さと評価される。
 
逆に「かっこいいね」とか「かわいいね」と言われたら、戸惑うことはない。
「ありがとうございます!」と答える。
そしてすかさずこう言う。
「そう言われたのは、おじいちゃん(おばあちゃん)以来です!」
面接官は言う。
『おじいちゃん(おばあちゃん)と同じっていうことかな?』
すかさず続ける。
「お世辞ではないんですよね?今は素直に喜んでいます!」
 
容姿に自信がないなら「ブサイクですから」を頭につける。
ボクは良く使う。
「ブサイクなので、人一倍努力しないとスターラインに立てません」
「私のようなブサイクは、失敗すると倍、怒られますから」
 
人相学からいうと・・
目が大きいとプライドが高くて攻撃的。
目が点々だと物腰は柔らかいが狡猾でカネに細かい。
相手が目が大きかったら、下手に出る方が良い。自分のペースに持ち込もうとすると評価が下がる。
逆に目が点々でも、丁寧に答えること。
ちなみに目が点々で丸顔で、それを隠すために目立つメガネをしているヒトがいる。
これはプライドが高く、人物は小さい、という厄介者で、イジワルだと見て用心した方がいい。
「あなたと違い・・私はブサイクですから・・」と云う、くすぐりを途中に入れて様子を見ると良い。
 
入社(入学)動機はひとつだけ憶えておく。
○という方針に感激したからです。とか、○というヒトに共感したからです、と云うざっくりしたもので良い。
そこを突かれるから、二の太刀、三の太刀を用意しておく。
○について、自分で考えておくのだ。
普通の答えは大切だが、その次の文句が求められているのだ。
将来性があるとか、自分を成長させたいとか云う、決まり文句の次だ。
コレは自分の経験や、座右の銘を使うと云うのが多い。
ハウツーのようなマニュアルでも「自分の言葉で」とあるが、アレはそういう意味だ。
失敗談を使ったら、必ず今は対策を打っていて良い効果があったと結ばないといけない。
失敗して、テヘっと笑うのでは、会社も学校も困るのだ。
 
あと意外とイジワルだが、妙な例を沢山並べておいて、どうする?と聞く面接官が居る。
そういうときは必ずこう答える。
「命令や規則には必ず従う自信があります」
コレはダメ押し、という類で、ストレス耐性を見ている。
ちょっと・・そんなひどい環境なの?・・と思ったら別の答えをしてみる。
「今日は希望を持って参りました。不利な条件ではなく、入りたくなるお話はないでしょうか?」
これは面接官の間では、切り返しと言われるもので、高得点。
勿論、目が小さくてあごが丸く、唇が厚いヒトには通用しないが。
 
 
・姿勢とお辞儀
 
知人友人に、右がかった職業が居たら、すぐに教えてもらおう。
自衛隊・警察・消防・・・ひとりは居るだろう。
すごいピーンとした礼を教えてくれる。ゴムが伸びてはじかれて戻るようなお辞儀をするのだ。
入退室にこれをやると目立つ。評価がぐっと変わる。
よくある面接のお辞儀では、正直何の印象もないのだ。
面接官ひとりひとりに行うと、相手は大臣にでもなった気分になる。悪い気はしないのだ。
 
・最後に時間厳守とお礼は忘れずに。
「お時間を割いていただきありがとうございます」
ひとこと添えれば良いだけだ。
 
あぁ疲れた。
面接はぶっつけ本番が上手くいくと聞くが、ぶっつけでこなせるほど甘くはないのだ。