MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

誰か救えたのか

このところ連続して1時間と眠れない。
40分か50分で寝汗をかいて起きる。
また、こういうのが続くのかと思う。
そして、いや、もう、次は、眠れるさと思う。
眠れなかった夜の次も、当たり前だが朝である。
朝は、いつもの朝であり、さわやかさに苛立つ。
もう逃げ出すことも考えもしない。
消えようとか、どこかここではない遠くへ、とかも考えない。
待ってきた。ここまできた。
いつか、眠ったら朝が来る、そうやって当たり前に、眠って起きる単純を繰り返す日が来るんだろうか。
いつか。
そう思っているウツ人が、この国にはまだ売るほどいる。
売れないのだが。
そういう眠れないウツ人のために書いている。
ボク自身への戒めも含めて書いている。
 
どこへ逃げようと、ウツ人はこの「国」からは逃げるべきではない。
日本語と少しの外国語で脱出できるほど、世界は甘くない。
思い切って自分探しの旅に出ても、大抵はコギトエルゴスム・・なんて言って帰ってくる。
どんな惨い政治だろうと、マジギレする行政であったとしても、ウツ人はこの国で生きるべきだ。
高い福祉費を押し上げている、なんて云うことをきちんとした大人は言わない。
子供のままの大人に恐縮することはない。
払った分そのままを自分が受け取ってしかるべき、そんな甘ちゃんは、大人なら言わない。
年老いた子供に、おびえる必要はない。
でも、判るよ。その息苦しさは・・。
他人を貶めることでしか自分の位置を上げられないと云う価値観。
怒ることでしか強がれない関係。
罵ることでしか対等に立てない感情。
そういう得体の知れないドロドロが、この国の伝統で気質だ。
ここでウツ人が大量に生まれるのも、当たり前だ。
そしてウツ人はヒトと云う動物だ。
だから、自殺しきれないし、自分を消す術も知りたくはない。
他者のためには自分はゴミだろうから・・と思っている。判り切っている。
どうしても自分が可愛いのだ。なんでだろう。
大した足跡もないのに、生きた意味もそもそもないのに、毎日を泣いてもがいて終える。
 
 
そんなみんなが大好きだよ。
 
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ボクの手も足も長くないから、ウツ人たちで手をつなぐことはできない。
とても近くに感じているのに、どうしたって会話ができない。
実際には、本当に近いのだ。
多数から除けられた、とても少数がウツ人。
ウツ人なんて、ジメジメした暗いところが好きだから、同じようなところにいる。
きっと暗がりだから見えないだけで、きっと近いのだ。
ひしめき合って、ボクらは生きている。
時間と空間が少し違うだけ。
苦しんでいたら、みんな同じ気持ちだから判る。
判るから、きっと無理には手をひっぱらない。
温かく無視をする。
声をかけず、うつむいて立ち去る。
どんな言葉でも、傷つけてしまうことを、ウツ人は知っている。
そんな曲芸めいた関係は、やっぱり一般常識にはならない。
切ないけど、なりえない。
社会は、ヒトの集団は、奇異を嫌う。
少しの個性だって認めない。
多数決で全てが決まる。国会だってそうだ。
あいつは・・あの人は・・・なんて持ち上げながら、例外は許さない。
どこかで生き延びるために、弱者は切り捨てられなければならないのだ。
ウツ人はそれを知っている。
だから、強がり、疲れて、眠る。
でも眠れない。
明日と云う朝陽なんか来なければ良い、と思う。
それでも、朝が来て、昼になったりして、起きてほっとする。
生きていることへ、何より自分に、どうしようもなく腹が立っているのに。
 
 
最近、人形とか、ボクのところも毛色が違ってきた、そう思うだろう。
何も変わっていない。
死と云う確かな終わりを、心から欲しがっているのに、自分で掴みたくはないだけだ。
人形は生まれた瞬間に死ぬ。
だから、創っていくのは、消していくようなものだ。
ボクは少しずつ、生を剥ぎとっているのだ。
どんなに凝った人形でも、重さのない寂しさをまとって見えるのは、死と一体だからだ。
人形が動くときに感じる、あの腹から込み上げてくる胸苦しさは、死が生きるからだ。
 
ウツ人は生きながらに死んでいる、なんて言われる。
阿呆めが。
そんな乱暴さが、ウツ人を追い込むんじゃないか!
死んでるみたいに生きているのではない!
生きているのだ。
頑張って、と言ってはいけない?誰が決めた。
みんな、そんなに頑張っているじゃないか!
胸を張れ。
カップ以下なら更に胸を反らせ。
大好きだ、みんな。
深呼吸して生きている、と呟けば良い。
あなたが生きている。
それだけで救われるヒトがいる。
 
生きている。
 
あとは、おまけだ。