MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

七夕

北海道では来月の7日である。
なぜって・・・?
多分津軽海峡を渡るときに伝言ゲームがずれたんだろう。
その程度の認識しかしてない。
東北でもずれているところはある。
元々は中国の行事を、日本に持ってきただけ、五穀豊穣にひっかけただけだろう。
一か月のずれぐらい可愛いもんだ。
ヨーロッパの法王なんて暦を合わせるのに、もっと強引だったと聞く。
中世~近世の話だが、年の途中に「え~い!」と翌年にしたらしい。
見事だぜ法王!
誕生日も切り上げだったのか。
 
七夕が7/7、どうもゴロがいい。
1/1 は元旦。
じゃあ全部重なったときは?というと中国では奇数月だけが行事らしい。
3/3 は上巳。
女の子の成長と純潔貞操を祈る祭り。お雛さんの祭り。
仕舞い忘れとかは特に関係ない。
5/5 は端午、別におもちゃ屋は関係ない。
7/7 が七夕。
9/9 は重陽。暦と陰陽を重んじる大陸系では一番が重陽
この日にいろんな祈祷とか呪術とかやる。この日の禍だけは避けたいのが人情。
9の日感謝DAY!なんてのに踊ってパチンコに行くことは絶対にあかん日である。
11/11 はない。
理由は1/1 と同じ意味になるから、そこまで「1」を持ち上げなくていいだろう。
11/11 はワンワンがなぜか大量にSALEで売られる日。
 2/22 はニャンコである。
いきなブティックホテルだと「ニャン2DAY」なんて銘打っている。
 2/2 もあるので2月を書き入れにしている。上手い。
 
北海道には大きな笹がない。
気候の関係で、でっかい孟宗竹が生育しない。
クマザサなるしょぼいのが群生してはいる。
取りにはいかない。
理由は「クマが出るから」。
クマザサはクマが出るところに生えるからその名がついた・・らしい。
タケノコを採りに行くと、クマザサが密生して困る。
やたらと身体にまとわりつき、ひっくり返るとガサガサとうるさい上に全く身動きがとれなくなる。
そのササの中を、クマは音もなくやってくるらしい。
あるぅ日ぃ~森の中ぁ~ ♪ なんて歌はきっと北海道以外でつくったのだ。
北海道ではあの歌はうたわない。
スタコラサッサ~は常識である。
 
クマは敵でありボスキャラである。
出会ったが最後、座して死ぬか、死ぬ気で逃げるか、決めなければならない。
逃げたことのある知人は、震えてしまって足が動き出すまで、本当に長かったという。
笑いながら話していたが、かなり気持ち悪かった。
なぜなら、そのまた友人(老人)は、クマの餌食になった光景を見ていて、怖くて森には入れないと言う。
行方不明の友人を探していたら、ばったりとクマさんに会ったらしい。
 
『あんなササヤブんなかで、クマの野郎ひとっつも音を立てないんだわ・・』
『ヒトを喰ってる音ったらないぞ・・・俺、○○なんか二度と食べられん・・』
 
ボクも食べられなくなった。
だから名前は伏せました。
クマザサはクマの罠かもしれない。
タケノコを餌にヒトを喰うのだ。
 
さて、
息子が短冊を書いていた。
「おもちゃとアイスが欲しい」
すまんな・・経済的に無理なんだわ。
もう一つあった。
 
 
 
「お父さんが笑顔でいられますように」
 
ついグッときてしまい、昨日食玩を買ってしまった。
息子も罠を仕掛けたらしい。