セーラームーンcrystal
セーラームーンが復刻するらしい。
セーラームーンcrystal~クリスタル、と云うらしい。
crystalは、マイルドセブンのMILDとかと同じことだろう。
嗜好品で毒であるから、何か耳触りの良い飾りを付けたかったんだろう。
復刻はエアジョーダンやエアマックスだけの専売特許ではない。
古い商品を新しい箱に入れて売るわけでもない。
ちょっと新しくして売るのである。
良く言えば温故知新。
逆ならアンチエイジングである。
ボクは、復刻と聞くと、焼けぼっくいに火が点く、イメージがある。
昔、恋をしていた幼馴染に会い
「やだぁ久しぶり!結婚していいパパになってるらしいじゃない!?」
『あぁ3年前に離婚してね。お恥ずかしい・・』
「そう・・なんだ・・」
なんて乱暴なイメージである。
でも近いだろう。
昔は、恥ずかしくて、あるいは経済的精神的理由で、萌えには至らなかった。
でも、もう昔の自分じゃない!今なら弾けそう!
そんな、堅気になった大人を、子供に逆行させるのが、復刻とかリメイクとか云う商法だ。
「みんな一緒に魔法にかかって!」
魔法とは呪いと同義なのだが、皆ころっといかれてしまう。
うさぎは、アレはどうかなぁ、と本心を偽っていたヒト。
娘に亜美と付けて、理由を濁しているヒト。
巫女属性のレイは一番人気だと知っていたヒト。
まこと!と聞くと、野々村でも振り向いてしますヒト。
ヴィーナスと間違えてアイカツとか買ってしまったヒト。
リバイバルグッズが大売れらしいが、景気が良くて何よりである。
みんな金はないが、腹より心が飢えているのだ。
アベノミクスは、萌えをバカにするから、浸透しないのだ。
画像を引っ張ってみて、「あぁやっぱり」と気付いた。
下の四人は、追加の盛り上げ役であり、歳かさのあるコンパニオンである。
主役には人気は及ばなかった。
さもあろう。
当時の少年少女は、うさぎ達の純潔と処女性、タキシード少年とのロマンスに想いを馳せたのである。
いかにも経験済みで「おつとめ品」よろしく束になって売りつけに来るコンパニオンは不人気だったのだ。
それでも、アングラでは彼女たちの方が人気がある。
ジュピター、ウラヌス、プルート・・・揃ってレズビアンにされる。
異性に飽きて同性に戻る。
そういう女の魔性こそ、魔法かも知れない。
セーラームーンは略すとSMになる。
クリスタルを付けると、SMCとなる。
SM倶楽部と云うわけだ。
タキシード仮面のアイマスクの意味がようやく繋がった気がする。