MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

叩き方の怖さ

大企業や高額所得者の「節税」が叩かれている、らしい。
日本の法律では合法で、何ら問題はない。
道義的理由で叩かれている。
道義的とは、つまり「なんかむかつく」ということだ。
そんな器の小さいバッシング、無視すれば良い。
おわり。

・・・

そうもいかないのが日本である。
有名人が他人を傷つけたとする。
故意ではない、過失もない。たまたまの奇禍だ。
不起訴相当か起訴不当で、不起訴。
有名人は、善意から謝罪金を渡して、短い謹慎の後に復帰。
法的には問題なかったのである。
警察的にも検察的にも問題ない。
では、済まないのが日本。
叩く。
「はしたがねで一般人を丸め込むやり口」
「一般常識ゼロな○○」
こういうのも、なんかむかつくから叩いているだけ。
それも、個人がまったくの主観で叩いている。
叩くやつがいると、私も叩きたい!というのがいっぱい出てくる。
いつも叩かれている有象無象(あるいはそう思っているだけのナルシスト)たちだ。
彼らは、法的にも、社会的にも問題ないことがあると出てくる。
売上本位のマスコミもそれに乗る。
道義的責任!とかいうことを言い出す。
一般常識という、凄く怖いものをかざす。
ボクが知る限り、一般常識とは、最も残酷な多数決だ。
火も煙もないところに、業火の幻を見せて、ありもしない罪を断ずる。

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元々は何もない島国が、外国から金を集めようとはじめたクニオコシ。
人も会社も、来てくれれば税金タダにしますよ、という話。
無論、○億とかのまとまったカネが必要で、一般常識(人)には関係ない。
租税回避国を通せば、同じ収支でも、節税が大きくなる。
面倒でも、一回タックスヘイブンのダミーか口座を通して、金をスリムにする。
スリムになったカネで、また新たに頑張るか!?となる。
実に健康的なカネだ。
カラダと同じで、90キロが60キロになり、かっこよくなって帰ってくるだけ。
ケチではない。
タックスという投資はしている。
ところが、道義的には叩かれる。
「○億もの金、普通は持てない!お金持ちのくせにずるい!」
子供の駄々と同じだ。
論理もあったもんじゃない。
タックスヘイブンとラ○ザップのダイエットを同じにしている。
痩せたいけど、そんなに払えない、でも悔しい。一回くらい試したい。
・・・
そんなレベルで大金持ちが叩けるのか。

ボクは節約が好きだ。
好きというか、節約しかできない。
打って出る大金がないからだ。
破れた靴下を縫ったり、裏の白いチラシを使いまわすのも好きだ。
節約と貧乏くさいのが区別できていないのだ。
大金があれば、そりゃ、節税すると思う。
税金100億のうち、1億でも節約できたら、まぁいいかと思う。
その金額、桁の違いが一般常識とは違ってくるのだろう。
1円安い牛乳を買いに、遠くのスーパーまで行ってみるか、それと同じなんだろうが。

買った宝くじが全部当たっても、一般人には関係ない、タックスヘイブン
知らない価値観・判らない世界。
それ自体が嫉妬の対象になる。
いつも芸能人が叩かれるわけだ。