MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

切磋琢磨とは

新たに、入学入社したヒトを集めて、偉い人が言う。
『互いに切磋琢磨して精進して欲しい』
耳に優しいが実践はきつい言葉である。

互いを玉(宝石の原石)として、お互いに擦れあいながら、輝きを見つけろ・・
輝きをもっともっと・・

切磋は切り付けあうこと。
琢磨は抉りあうこと。

お互いに傷つかない間合いで、褒めあって認め合う・・そんなお子様芸は望まれていない。
互いを否定する、ヘイト以上の誹謗をぶつけ合い、毒すら消化して、飲み込んで来い、と。

互いに近づきながら、切り付け傷つけあい、貶めあい、小さくなったら、捨てられていく。

お互いに人格をぶつけ合うことは、自らをさらけ出し、どうぞ切ってくださいということ。
いくらでも切ってくれということ。
だから、間合いを重視する現代では、本音すら「探り合う」だけになる。

ウツ人をはじめとしたメンタル持ちは、自らを否定するくせに、否定されるとむっとする。
傷つけあう以前に逃避してひきこもるひとが多い。

切磋琢磨して、死ぬ覚悟で生き抜け。
なんと残酷であることか。
なんと美しいことか。