MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

座間事件

寄り添いたい孤独感、消え去りたい帰属願望。
矛盾した心に、差し伸べる手を彼は持っていた。
その手に善悪が書いていなかっただけ。
希死願望のある若者を呼び出し収集した。
蝶から羽だけ毟り取る趣味はなかった。
死んでしまった後は、ただ退屈だった。

いずれにせよ、お茶の間向け番組で、トランプ接待と並べて扱える内容ではない。
視る側がどこまで見下しても、彼には届かない。
視る側がどこまで自惚れても、その事実に、同情できる隙間はない。

彼がハイエナであることに疑いはない。
健康的な魂に触れることは、興味もないし、できなかったであろうから。
ただ、彼を語る友人知人は更に外道だ。蠅だ。
彼の家族は、自失しているだろう。
お茶の間のハイエナに、生まれと来し方を求められるだろう。
何らとっかかりはないと思う。
彼は、愛に飢えたわけでも、倒錯したわけでもない。

選んだ道を歩いた結果。
結果はどこまでもその人を縛らなければならない。
無責任は許されない。
事実は、ことごとく法に触れ、人倫にもとる。
ただし、それは司法のあずかるところ。
ボクも含め、大人はガタガタ言うな。
憤怒や嘆息で、彼と彼のしたことは裁けない。
視聴者も無責任な面はできない。
裁判員として。